10月31日。
一ヶ月近く遅れていたAIのべりすと文学賞の発表の日。
……実は結果は分かっていたのだが、淡い期待を持っていたので待っていた。
結果、正式に落選という形となった。
悔しい、悲しい、という気持ちは充分ある。実際、気持ちを込めて書いたわけだから思わないわけがない。だが、それでも落選という結果は運営なりに平等に見てくれた証でもある。色んな不足や不備はあったと思う。それでも書いて提出した。だから、この結果を受け入れたい。当選した作品、作者の方、おめでとうございます。
雑念はある程度払いました。
というわけで落ちた人間とその作品について話します。
まず、作品についてですが、一言で言えば、自分が書いた中で一番かわいいけど一番忌まわしいです。多分最近書いてる作品なんて全然普通です。
はっきり言って忌み子です。親の狂った思想を押し込まれて生まれた子どもなので、かわいいんですが同時に醜いです。多分二度と同じものは書けません。それはAIのべりすとの問題というより、明晰夢を完璧に再現しろと言われても無理と言ってるようなものです。私自身が考えるのが難しいです。
どういうものかは見た方が早いのですが、ある程度おめかししてからまたどこかに放り込みます。未練はタラタラなのでやっぱりもう一度この子で挑戦したい気持ちはあります。
現状の欠点としては、テンポが悪い、視点の切り返しが激しすぎる。また一部の不味い表現があります。まあ落ちた理由はそんなところだと思います。単純に面白くない可能性は捨てきれませんが。
この作者、私についてですが、書いた期間は二ヶ月くらいです。それも四月から六月なので、実はめちゃくちゃ締め切りが近くて締め切りとの闘いでもありました。文字数は八万字程です。二ヶ月という期間で八万字をどう見るかは分かりません。むちゃくちゃなのか、時間があればもっと精査できたとか色々ありますが、その気になればできます。
その作者が書いた作品のジャンルは強いて言えばSF百合です。いや、実際は訳がわかりません。いつも訳が分からないまま作品を書いていますが、本作は特にわかりません。とりあえず、AIのべりすとの使用状況だけ言いますと、無課金で使っているのと文章スタイルはクリエイティブがメインでした。
これ以上言うと中身に触れてしまいそうなので公開した時にお話ししたいと思います。
最後にAIのべりすと使ってみての感想ですが、はっきり言って整った文章が早いペースで書けるのは最高でした。進まない場合があっても、自力で書き進めたりしまえば文章に新鮮味が出てくるので楽です。はい、物凄く楽です。全編AIのべりすとは内容は崩壊しますが、ある程度文章に修正と加筆を加えたらそれなりの物は書けます。間違いなく早くてそれなりの物は作れます。
それに読者は温かみのある文章じゃなくて、面白い物を求めます。悔しいですが簡単に自分で見れて面白い物が欲しいのが現実です。それなら下手に手書きに拘らず、AIのべりすとに助けてもらいながら書いた方がいいです。
今回当選した作品は、私のよりもずっと面白いと思います。実際にAIのべりすと作品を見る時は、AIのべりすとで作られたからという先入観を捨てて読んでみるのはいかがでしょうか。普通に書いてある作品とそんなに違いはないと思います。
駄文なのは承知ですが、ここまで読んでいただきありがとうございます。