お邪魔した先で、良いネタ頂きましたので、便乗であたしも✨
人物の一人称の呼び方で、そのキャラクター性が表れるというのは、よく分かる部分だと思います。
人物を想像し描いていく過程で、自分をどう呼ぶか、これは結構思案のしどころではないでしょうか。文学的作品の場合は、割合オーソドックスなものに収まるのかもしれませんが、エンタメ色の強いものの場合は、その呼び方も千差万別。それ一つで、人物がどういう人間なのか見えてしまうこともあります。
まあ、これは作者の意図でどうにかなる部分でもあります。
一方の、二人称──。
これは、呼び掛ける相手によっても様々に変化するものでもあり、自身の一人称によってある程度影響されるものでもあります。
私の作品に出てくる、分団長さんがいるのですが……。
普段は穏やかでありながら、意思が強く聡明で、豪腕なところもあり……そして、内に後悔を抱えている上司、という……キーマンでありながら難しい役どころの人物だったのです。
このキャラの使う二人称は「君」で設定してスタートしたのですけど……。普段は、さばけた人物でもあるので、一人称「俺」なんですよね。
……普通だったら、「君」に対しては「私」かなぁ……? と、わずかな違和感を感じつつも、私だと、ちょっと現場寄りの人間としての立ち位置という押し出しが弱いと感じて「俺」を使い始めたんですよね。
こんなキャラでいいのかな、そもそもこれって正しいのだろうか、と……しばらく葛藤もあったのですが、ちょっと調べて、すでに先駆者が居たことに気づきました。
はい、分かる人にはピンと来る、
某『赤い彗星』さんですね✨
ちょっと屈折してたり、内側に抱えてるものがあると、一人称「俺」で二人称「君」になるのかもw
ちなみに、赤い人は……、普段は「私」なんですけど、坊やさんとかと話す時など……気を許したときに「俺」が飛び出すんですよねw
この辺の書き分けを使いこなせれば、あたしの作品ももっと深みのある物語になれるのかなぁ✨