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恋をしている


 執筆をする時、大抵は深夜からの作業になってしまうことがほとんどだ。

 家のあれこれとか、仕事のあれこれとか、昼間に出来ることといえば休憩の合間に空想に耽ることくらいで、タイピングをする暇はない。

 ただ、不思議と学生時代の謂わばなんでも出来た時代に比べると単発的な集中力が段違いで、この一話の草稿は必ずここで仕留める!! という気持ちで書いていると、大体はその日のうちにカクヨムに下書き状態としてコピーペーストするところまではできていたりする。

 これがあの「なんでも出来た時代」に出来ていたら、なんで後悔も生まれるのだけれど、あの頃の自分は「なんでも出来た」が故に視界が拓け過ぎていたのかもしれないから、今再び拓けたとしても同じような瞬発力はまた失われてしまうかもしれないとも思う。

 この気持ちやモチベーションが、できればレモンサワーの先の、がらくたの山のように積み上がった構想たちを形作るものとなればと思う。まだまだ書きたいもの、構築したい世界は山ほどある。

 長らく更新していなかった近況ノートを書こうと思い、コーヒーを飲みながらそんなことを振り返ってみた。
 
 フライパンには出来上がった焼きそばと、洗い終えた食器の山。
 
 外出している子どもと母親の帰りを待ちながら、合間にて。


 近況ノートの上手い活用方法は未だ分からないままだ。 

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