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●米・ウクライナが「復興投資基金」協定に署名 新たな軍事支援可能に。「防衛システムなど支援の可能性も」
2025 5/1(木) 11:48配信 TBS NEWS DIG Powered by JNN
アメリカとウクライナが鉱物資源などを共同開発する「復興投資基金」の設置を定めた協定に署名しました。これにより、アメリカは開発プロジェクトへの権益を得られ、ウクライナは新たな軍事支援の提供を受けられるということです。
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やったねプレジデント・ゼレンスキー!
ウ国の勝利とはいかないまでも、ドローに持ち込んで、ト大統領と対等な関係を築けたということでしょう。
二か月前の2月28日、あの白い館に呼びつけられてト大統領から協約のサインを求められたときは、「過去の軍事援助までも、鉱物資源で返済させる」といった趣旨が含まれた、あまりにも過酷な条件(やることがまるで『クリスマス・キャロル』のスクルージみたいなガメツさ)でしたからね。
あのとき口論のうえ決裂したことで、署名しなくて本当に良かった……と、ウ国側の人々はホッとしたことでしょう。
怖いトラが相手でも、あわてずひるまず、一度は軍事援助を止められながらも、決然として屈服せずに、二か月間、粘りに粘って交渉して、水面下で戦って、対等に近い譲歩を勝ち取ったのは凄いこと。
ただしト大統領にとっては、不満たらたらの結果だったと察せられます。
これが俺様大勝利の大満足の結果だったら、必ず調印式に出席して、目立つパフォーマンスで国民にアピールされたはずだからです。
この二か月で、ウ国はト大統領に対して、いかなる戦いを挑み、そしてバチカン会談の映像に見る“対等な関係”をどうやって築き上げたのか、その戦略戦術を想像してみるだけで、超スリリングなラノベを読む気分です。
容赦ない大国に挟まれて戦火に苦しむ中小国の、壮絶な生存戦略、そのまま小説の題材になりそうな興味深いストーリーが潜んでいるのでは、と思います。