突然奇声を上げながら走り出したくなる感覚。あれは何なのだろうか。
勿論そんなことはしない。と言うことは、まだギリギリで理性が勝つということだ。なのに大声を出したくなる。意味がわからない。
話が変わるが、私は今年からCoC TRPGを始めた。クトゥルフ神話TRPGというやつだ。
簡単に言えるかわからないが、ようはクトゥルフ神話生物(主に邪神)を話に盛り込んだテーブルトークRPGで、会話形式でゲームキーパー(CoCではKP、他ではGM)が司会進行し、参加者はゲーム内で動かすキャラを作成して持ちより、ゲームをするのだ。
元々はライブや動画を見るだけの人で(周りにやる方もいなかったし、見てるだけで楽しかったから) それで満足していたのだが、夏くらいにTRPG好きな人が友達になり、シナリオを自作したから回ってみないか？と誘われたのがきっかけだった。
キャラの作り方もわからないで教わりながら。ロールプレイもへたくそ。それでもとてもおもしろかった。
会話とはとてもおもしろい！役になりきって演じるのは難しいがおもしろいことだ。
話を聞いてもらえる、話を聞く、対話をするとは凄くおもしろいことだった。そして話せば話すほどキャラも相手も好きになる。
“発狂”という状態になることもある。
理解できない状態や生物を見かけると正気度が減り、減りすぎるとなる。(とても説明ざっくりです)
それが最初に繋がるのだが、奇声を上げたり胎児のように丸まってみたり、何かに異常に執着するのだ。
それがまたおもしろい。
終わった後は大泣きしたり満足感に満たされたりする。
感情のデトックスにもなっているのだと私は思う。
結局、私の場合は精神的に煮詰まっているときに奇声は上げたくなるのかもしれない。
「オセアニアじゃ常識だ！」なんて言って高笑いしながら走り出さないように気を付けようと思いつつ、筆を置く。