• ホラー
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霞原流深先生

さあて、新たなシリーズを幕開けた人間教授こと、霞原流深先生。次はどんな冒険を描こうか。キャラクターたちはそれぞれに良い役割を演じてくれている。今度は昔自身の未公開作品で登場させた、魔女を主役にしようと思う。この作品はミステリーではなく、ホラージャンル。人間的な怖さを主題にすれば問題ないだろう。かの有名なジョーカーと同じようなヴィランでありながら真の強いヒロインでもある。魔女とはいつの時代もそんなものだ。女性は高潔を演じる時、紫を身につけ、男は緑だ。しかし正しいのは逆である。女が緑を着て男が紫を着ていたらその2人は運命である。引き留めてはいけない。恋愛の駆け引きにおいても、男は女を恐れるがゆえに、男性は女性の手綱を握っておく必要がある。うまい餌と良い服をプレゼントし機嫌を損ねないようにすることが円満のコツであろう。
 シャーロック・ホームズは一度婚約したがあれに意味はない。約束に意味を持たせるのは人間であり、小説の主人公たるホームズにはその権限がない。ただしワトスンは特別だ。ワトスンは博士で彼を記録する、最も重要なキャラクターだ。その彼が主役となるドラマが近日始まるそうで私もワクワクしている。ミステリーはいつだって興奮と楽しさを提供してくれる。そんな、ミステリー作家に私もなってみたいものである。
 おや、もう月があんなに高く。そろそろ寝ましょうか。月に誓って。

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