NHK-Eテレで放送されていた、人形歴史スペクタクル・平家物語を完走しました。
以前2度触れましたが。
感想というか、そうですね。
勝てる気がしない!
いや、勝てる勝てないとか野暮な話なんですけどね。
馴染みのある讃岐は屋島の合戦から悲劇の壇ノ浦の合戦、そしてラスト。
え? そんな終わり方で来たか! とは思いましたが。理不尽に追い込まれた義経を、せめてこの物語だけでも、希望は消えていない、という気持ちから、かもしれません。
まあ、とはいえ……。
やはり、圧巻! でした。
いやもう本当に、観ていて、終わって。
勝てる気がしない!
なんて考えたてめえの小物ぶりが恥ずかしゅうございます。
最後、そのような情けないしゃっつら見とうもない、と言われるような顔つきをしてたのは確実です。
とはいえとはいえ……。
勝てる気がしないと思ってしまうほどの傑作に巡り合えるというのも、オタクとして、アマチュアながら物書きとして、とても幸せなことなのでしょう。
ただ、戦争はまだ世界の各地で起こっています。
少額ながら寄付もしていますが。
繰り返される悲劇に、言葉もありません。
感動と憂いとを織り交ぜながら、自分に出来ることをしてゆくしかないか、とも考えた秋の夜でした。