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鞭という武器について。あるいは光る君を観ながらつらつら思い起こしたこと。

大河ドラマ、光る君は、ついに清少納言が枕草子を書き始めましたね。
清少納言は、「士は己を知る者のために死す」という史記の刺客伝、予譲ばりの忠誠心で筆を手に取ります。
まあ史記は別にそんなに詳しくなく、すこし知ってる程度ですが ^^;

そして、まひろは父とともに越前に赴き、ついに宋人がご出演!(余談ながら、そうじんと打とうとして三国志の曹仁が候補にあって微笑ましかった ^-^ )。
これから宋人とどのように関わってゆくのかも、光る君の楽しみです。

宋といえば、水滸伝! 子供のころに三国志とならんで夢中になって読んでましたね。そのほか、金庸武侠劇の射雕英雄伝に神雕侠侶。田中芳樹先生の海嘯を読みましたね。
ええもちろん、僕の創作もおおいに影響を受けました、受けまくりです!

その水滸伝に出る豪傑のひとり、呼延灼(こえんしゃく)は、武器は横山光輝版ではしなる鞭を使っていましたが。本当は、鍛えられた鋼の棒を剣のように持てるようにした「硬鞭(こうべん)」という武器を使用していたんですね。
今連載中の「流幻夢」の源龍の武器「打龍鞭」がまさにその硬鞭です。

他にカンフー映画でおなじみの多節棍は蛇のようにしならせられるので、これは軟鞭となるんですね。
鞭(べん)というもの自体が、打撃武器をさす言葉なんですね。
横山光輝版は、内容も飛び飛びではありましたが。資料の少ない中でよくぞ描いてくださったと、大人になってから読み返して、そうつくづく思ったものでした。
故横山光輝先生の、中国文化理解への貢献はとても大きいものです。

そして、言葉というのは、奥深いですね。知らなかったことを新しく知るというのは、本当に新鮮で。
まあでもほんと、今回の光る君の終盤で宋人と見て。なんかスイッチ入ってしまいました。ははは……。

それと、戦国や幕末同様、この光る君の時代も、大河で何度もやっていいのではと。平家物語もね。

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