https://kakuyomu.jp/works/16817330651878086384/episodes/16818023211993094445
第四章 屍の器を終えて
先手で謝罪をさせてください。今回の章で一気に更新頻度が遅れてしまいました。大変申し訳ございません。
というのも、リアルの方は全然関係なく、単純に難しい章でした。書き始めた序盤の時点で最終話も二択に絞られていました。問題はそれに至る過程、承と転がかなり穴だらけでした。舞台と登場人物を配置すれば不思議と勝手に歩き出すのが物語というものですが、この章で完全にそれをやってしまうと無彩色の願望自体が終わりを迎えかねず……。結果として書き手にもそれなりの葛藤が生まれ、かなり面倒な章となりました。
しかし、同時に一番楽しい章でもありました。暗い話、張り詰めた雰囲気が続くような本作ですが、ほんわかとしたやりとりもこの章ではそれなりに多かったように思います。緩急の大切さが身に沁みました。
自分が何を書きたいのかと、世界観と登場人物らの整合性とのバランスにようやくなれたところです。この感覚が継続できたらなと。
改めて、第四章までご閲覧いただきありがとうございました!ここまで続けられるのも読者様一人一人の目に留まった奇跡があってこそです。次章、灰の轍(仮題です絶対変わる)でもよろしくお願いします!