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  • 現代ドラマ

福岡での6年間

2018年福岡circleという春に行われるフェス。
今から6年前程の記憶。

ラインナップは相対性理論、コーネリアス、ボアダムス、mei ehara、細野晴臣などなど

2回目に会った彼と来た。

初めて会ったのは札幌、福岡からやってきた彼とご飯や観光をした。
そのあと付き合う流れになり、福岡にフェスへ一緒に行こうと向かった。

雨が降る。泥まみれの靴。
これからの6年間を示唆するかのような雨だった。
LIVEはとても楽しかった。

札幌では母と暮らしていて、障害年金を貰ってほとんど引きこもりの状態。作業所みたいなところに通ってたけど、なんだか居心地が悪かった。

インターネットのゲームで知り合った彼と意気投合し、音楽の話で花が咲いた。

フェスの後に彼の家に泊まった。
そのまま住み着いてしまった。

近所のドラッグストアでアルバイトを始めるも続かない。
そのストレスでタバコを買ってこっそり吸ってるのがバレて喧嘩。

この頃から喧嘩が多かった。
寝たら気持ちが落ち着いて喧嘩のことも忘れた。

なんやかんやで毎年の福岡circleには一緒に参加していた。
なんやかんや楽しいひととき。

専門学校で勉強したデザインを活かした仕事を探したりすると、否定された。もっと家の事と融通の利く仕事に就いて欲しいらしい。

どんどん会話をしてくれなくなる彼。
話しても無視。鈍い反応。
愛情があるのかわからなくて、彼の隣で毎晩泣いた。
ウルサイ、嫌がらせか?明日仕事なんだから寝かせろ。
怖くてさらに泣いた。

もう精神状態もおかしくてリストカットをしたり、包丁で自分を刺そうとした。

障害年金を生活費として全額渡した。
これを貯めて広い部屋に引っ越そうと言っていたが、有耶無耶にされ狭い部屋に2人ずっと住んでいた。

休日はいろんな所に連れて行ってくれた。
青春18きっぷで鹿児島まで行ったり、大阪、和歌山の動物園。
それは良かった。いい経験させてもらった。

だけど、彼自身とのコミュニケーションがうまくいかない。
お金のことや喧嘩が多いこと。

2023年7月 破局。
家を出て1ヵ月ほどホテル暮らしをした。お金は母から援助してもらった。
そのあとサテライト型グループホームに住みだした。
就労移行支援に通っていたので、そこで出会った新しい彼とデートしたりご飯食べたりした。

ちょこちょこ通っていたライブハウスにブッキングスタッフとして入ることになった。

受付スタッフとして入るが、ほかのバーカンの仕事があるのに受付が終わるとすぐ帰ったりしていた。
バーカンとして入った後、飲みに誘われた。
店長に定時で帰りたいなら会社員とかの方がいい。ブッキングするならもっとライブハウスに通ってコミュニケーションを取れ。など教えてもらった。常連のバンドマンや社員さんと色々話しているともう朝の4時。

ライブハウスに働きだしてから朝帰りが多かった。

グループホームでは門限があったり、報連相を重視されて私はうまくできずよく注意された。
門限を守れないし、体調管理で訪問されたりの集団生活が苦痛だった。

そこで、新しい彼とまた同居することになった。
なんやかんや不安はあったけど、今はうまくいっている。
彼は力持ちでプロレスラーみたいでぽよんぽよんしている。

新しい仕事は半年ほどで辞めることになった。東京へ行くからだ。
またライブハウスや音楽関連の仕事に就いて、バンド活動がしてみたい。

夜中に死にたくなった時に検索してたどり着いた人がかなりの才能を持ってそうなので興味本位でDMしてみた。

「バンド活動しませんか。」
乗ってくれた。なんて良いヒトだ。

私の行き当たりばったりな人生に関わってくれてありがとう。
東京へ行ったら飲もう。

こんな中途半端なはみ出し者だが、ぶちかましていこう。

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