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『イリエ』の話。タイトルの話。

このたび、被災地青春ロードムービーな長篇小説を手掛けることになりました。
ながったるいジャンルですが、要は東北被災地を旅する女子大学生二人組を描く青春小説です。

『イリエの情景 ~被災地さんぽめぐり~』

そんなタイトルを付けました。
正直もっといいタイトルがあると思ったけど、これ以上いいものが浮かばなかった。
まあ「better」な題名です。


南三陸町に戸倉小学校という3階建ての学校があります。
津波で屋上まで没した(!?)学校です。
(機転を利かせた避難により、避難児童の死者0人であった。現在校舎は移転)

当時の校長先生も震災の日を振り返って、我々に提言して教えてくださってます。


「避難のそれぞれの場面において、せまられる判断はベストの判断をしようとすると決断できない。情報の収集から、短時間でベターの選択をすることが望まれると思う。」
PDFです。麻生川敦『東日本大震災における戸倉小学校の避難について』http://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/12404.pdf


非常時だけでなく、いろんな場面に利用可能な考えだと思います。
限られた時間の中で選択を迫られた時、この教訓は珠玉のごとく光り輝きますね。

あれこれ資料巡りをしてきましたが、こういう話に触れると作品書いててよかったと思います。

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