一次創作の作品になります。
世界観やキャラの設定が固まり次第執筆予定。
【登場人物】
慰優<いゆ>▶【雨宿宮】の店長。年齢不詳。藍色の髪に紫色の瞳を持つ。男とも女とも見える中性的な容姿をしている。口調は丁寧。一人称は<私>
【白紙の本から物語を紡ぐ】能力を持つ。
楪<ゆずりは>▶慰優の兄、柚貴の嫁。兄を亡くし、心に傷を負った慰優を柚貴に託された。腰までの金髪に水色の瞳を持つ。お菓子作りが好きな大学生。【頭に浮かんだお菓子をその場に出せる】能力を持つ。一人称は<私>
柚貴<ゆずたか>▶︎慰優の亡き兄。元絵本作家。楪と結婚式を挙げる前に原因不明の病に倒れてしまった。【白紙の本から物語を始める】能力を持つ。
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【雨宿宮<あましゅくきょう>】
森の奥深くにある雨の時にしか現れないカフェ。
人も来るが、人外も来る時がある。カフェというより店内の造りは和風の宿に近い。個室も完備されていて、実際に泊まることもできる。モーニングや昼食もあり、料金を払えば食べることができる。
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【あらすじ】
静かな森の奥、雨の降る時にしか現れないカフェ【雨宿宮】のオーナー、慰優<いゆ>は亡き兄の代わりにカフェの店長をしている。そのカフェには毎日変わったお客様が来店する。親とはぐれたリスの兄弟、怪我をした竜人族の少年...他にも月から来たという月人。
慰優は来る客の話を聞きながら紅茶を入れ、茶菓子を用意する。時に、自分の力を使って絵本を読み聞かせることもある。
助手の楪と共に今日も客が来るのを待っている。
「_いらっしゃいませ、雨宿宮へようこそ。自分の家だと思ってゆっくりしてくださいね」