話「発熱」を追加しました。
気を失っていたスズが目覚めた後の話です。
読んでいただけると嬉しいです。
▼上手く乗っけられなかった設定。いつか上手く差し込みたい(笑
スズは幼馴染であるソラが死んでしまったと思っています。
ソラが死んでしまったのは自分の力不足だったと自身を責めつつも、
彼女の中ではずっと大きな存在でした。
男の人を見る度、ソラの面影を重ねて、似ているな~とか、ちょっと違うな…と比較するのが癖になっています。
ハルがお見合いの書類を大量に持ってきた時も、無意識にそれをやっていました。もしその書類にIFでソラ(シグレ)がいたら、
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「!」
がたんと、1枚の書類を目にした瞬間、椅子から立ち上がってしまった。
目は大きく見開き、身体が固まる。言葉がでない。
積み上げた本が床に崩れ落ち、書類も何枚か舞ったが、そんなの気にならない。
ただただ、目の前の書類に写っている人に目が離せない。
「ソラ…?」
やっと吐き出した声は、泣くのを堪えるようなか細い声だった。
でも、でも。ソラはあの時…。
ソラじゃないって分かってる。分かってるけど…!
そうだったらと思ってしまう程、面影が重なってしまう。
彼の遺体は見つかっていない。
だから、もしかしたら。もしかしたら…
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みたいな感じで、あらぶっていたと思います。笑