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涼水 唯一
@Yui_itsu
2022年7月17日
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2022年7月17日 21:09
投稿をはじめました。
はじめまして。涼水 唯一です。
早速ですがタイトルように、小説の投稿を始めます。タイトルは「私達は、死に場所を探す」です。皆様の目にとまることがあればと思います。(感想があるようなら、気兼ねなくください。お願いします)
話が逸れましたが、「私達は、死に場所を探す」を今日から5日間、21時に投稿いたします。
これから、よろしくお願いいたします!
涼水 唯一
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2件のコメント
小鹿
2022年9月28日 20:19
はじめまして、こんばんは
梶野さんの企画に同じく参加しています小鹿です。
参加作品、読ませていただいていました。
梶野さんより先に感想を送っては、主催者に対してフェアじゃないかなと思い、感想の公開を待っていました。
感想の方はちょっと辛口でしたけど、私は大好きですからね! っというラブレターです。
涼水さんの作品の、比喩表現が多く、静かに進む語り口が、私自身の作風と似通っていることへの親しみと、
また、高校生らしい若々しい筆運びに、とても良さを感じています。
例えば、「いままでこの学校で過ごした人の名残はそこら中にある」の一文、私はとても良いと思いました。
自身の中に流れる時間と、現実の時間の経過が不一致な感覚ですかね。
重ねて描かれている主人公の感覚は、いわゆる離人感(現実感消失症)の類いだと受け取りました。
また、自身が何者にも繋がっていない、浮草のような孤独でしょうか。現実の変化、スピードについていけない。
わかりますよ。はっきりした原因もないのに、物寂しくてメランコリアな感じ。
いっそ劇的な何かが起きてくれたら、悲観に浸れるんですけどね。
梶野さん、具体性のいっさいない、ふわふわした悩みにまるで共感できない、って言ってますけど、
それが思春期だっちゅうねん! って私は思いました 笑。
こういう作品は、大人目線の理性をもって突っ込んじゃいけないんですよ、まったく。
主人公だって、自身の至らなさは、未熟な感性なりに反省してるじゃないですか、ねぇ。
えっと、話は戻りまして。
「過去になりゆく今に集中できるようになった」
というのも、好きですね。
思考世界に意識を飛ばしている間は、時間の経過を実感することはできませんから。
チャイムの音に思案から意識が引き戻されて、主人公はようやく目の前の事象を、自我をもって処理すべき、
すなわち、意識的に対処していかなくてはいけない、刻一刻と流れゆく現実として認識する。
ここら辺は、涼水さん自身が、ご自分の感覚や、思考的な働きに対して、意識的に考察を働かせているからこそ、書けるのだと思います。
意識、思考、感情の働きを客観的に観測する試みは、必ずや文芸の助けになると思いますから、ぜひとも、
世間様からは、ぐちゃぐちゃとつまらねぇこと考えよる、と言われるような内省を続けて、作品に表現していってほしいです。
私が喜びます。
ところで、涼水さんは絵を描くことは、お好きですか?
もしお好きでしたら、鉛筆と紙を用意していただいたうえで、ご自身の作品のワンシーンを選んでみてください。
その場面で、作者から提示された情報のみを基に、絵を描いてみてください。忖度、好意的解釈による補完なしで、です。
例えば、冒頭。
木の葉(木)があり、窓があり。窓を抜けて、風があり、主人公がいる。
存在は示されていますが、絵は描けません。
なぜなら、それぞれの位置関係が定かではなく、
主人公がいる部屋は、自室なのか、教室なのか、立っているのか、どこを見ているのか、
描くには情報が不十分だからです。
時と場所(背景)を定め、
主人公に「地に足を着けさせる」描写は、物語の冒頭、また場面転換があるたびに、なるべく早く行う。
読者に対して親切な作品は、ここが上手なんです。
ところが、ここは○○、私は○○、というような書き方では、あまりに稚拙ですよね。
台本のト書きに当たる、登場人物の動作を示す文も、説明であって描写とはまた違います。
小説であるからには、描写が必要です。
この作品は、意識・思考ベースの表現および動作説明が多く、対して、視覚や聴覚といった五感にて受け取る刺激の描写は少ないです。
一人称のお話ですから、主人公≒読者が本当に物語の世界に生きているんだ、というリアリティ、感覚の共有を図るためにも、
聴覚や皮膚感覚の描写があると、より望ましいと思いました。
そのとき見えるもの、感じるだろうものを、言葉に表してみてください。
また、書き上がったら、内容を削ってみてください。
作品が8千字であったら、5千字程度まで。できれば、半分である4千字まで削りたいところです。
そのときは、辞書を駆使してください。
本当に必要な一文なのか、本当に意図した意味合いをこの語は有しているか、
じっくり選別して、容赦なく削ります。
(削りすぎると、私みたいに、何だってんだ詰め込みすぎてわからんわ、と言われるんですけどね 笑)
今はまだ、涼水さんは言葉を御しきれていない印象です。
ひとつずつの言葉に向き合って、その言葉の持つ色をよく見極め、自身の意図に合致した働きをなすものか、よく調べていけば、
きっと、もっと簡潔に言いたいことを述べられるようになると思います。
同じ意味合いの文章が重なりがちなのは、一文の表現に対する信頼がないんじゃないかなと、読んでいて感じました。
さて、突然に長々と失礼しました。
涼水さんの作品は、今回の企画に参加されたものの中で、私の推し三本のうちのひとつでした。
ところが、自分に宛てられた感想を読んでみて、おお、これは相手が悪いぞとなりましてね 笑。
梶野さんの読み取り方は、書かれたことを書かれたままに受け取っていくスタイルなので、
比喩表現が多めの純文学作品とは、相性の良いものではないということは、涼水さんもご理解なさるところでしょう。
対して、文法的な読み取り、読みやすさへの助言は的確であると思います。
物語を俯瞰的に見て、構図を捉える力も。
梶野さんも、構成については良いと評されていますしね。
感想書きというのは、著者と送り手との真剣勝負で、かつ相性の合う合わないがものすごくあるものです。
良かったところは5倍に拡大して受け取り、
悪かったところは薄目で読む、くらいでちょうど良いと思います。
(もしくは、その解釈どうなん? と反撃に向かってもよろし)
今回は、なんだか私からの流れ玉も当てられていますし、本当にお疲れさまでした。
新しい作品の公開、楽しみにしています。
あと、個人的にですが、先輩からのご挨拶を「ごきげんよう」にしてもよろしいんじゃないかなと思います。
より浮世離れした方向に持っていくのも悪くないかと。
それでは、失礼いたします
小鹿
涼水 唯一
2022年9月29日 18:39
こちらこそ、はじめまして。返信が遅くなってしまい、申し訳ありません。
まず、感想をありがとうございました。確かにラブレターのような感想ですね。読んでいて非常に嬉しかったというか、勇気づけられました。
そして、アドバイスをありがとうございます。読者の受け取り方を想定した描写を意識できていなかったことに気づくことができました。
いただいたコメントに対して、中身のない返信になってしまい、申し訳ないです。
これからも精進したいと思いますので、何か関わることがあれば、その時はよろしくおねがいします。
この度は、本当にありがとうございました。
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