第215話にて、七志の力で清士が人型悪鬼アシュラとなりました。
このように、羅刹はその力の暴走により、人型悪鬼と化す場合があります。
その場合、元の能力を引き継ぎつつ、強化されたような能力を身に付けます。
しかし、羅刹の時にあった自由意志はなくなり、本能の赴くままに暴れる存在となります。
これは、羅刹全員にありえる最悪の事態であり最終手段です。
ですが、これから先に戦うこととなる羅刹たちが全員最後には悪鬼になるとは限りません。
また、これも説明しなければなりませんが、もしも今回、七志がこの場に現れなかったとしても、清士が人間に戻ることはありませんでした。
清士は一時的に人間の頃の精神が戻っただけで、本質はほとんど羅刹です。
時間が経てば元の羅刹清士に……いえ、もう誰でもない劣等感と卑屈さと嫉妬の塊となっていたでしょう。
真一もそれを理解していて、そうなる前に倒そうとしたのですね。