「男女比が狂った世界の"女子"に転生してしまった男の話」をお読み下さり、誠にありがとうございます。
(https://kakuyomu.jp/works/16817330656405019156)
※作品リンク
⚠️ネタバレ注意⚠️
コメントにてご要望を頂いた事もあり、登場人物のまとめを作成致しました。
内容としては最新話(37話)まで、部分的に裏設定も含みます。よろしければご活用ください。
あんじょう
安城ナツメ ※主人公
男女比が1:10の世界の“女子”に転生してしまったアラサー独身男性――としての自我を持っている女子高生
将来的には適度に社会貢献しつつ彼女を作って慎ましく生きたいだけの、至って善良な人物
前世では営業職として忙しなく動き回っていたようで、社会人としての経験値は何かと多め
一方、恋愛関係は色々とズタボロだったらしくそちらの経験値は基本的にゴミ
成績優秀で、尚且つ運動神経も良好
前世では学生時代に吹奏楽に打ち込んでいた為、音楽に関する知識もそれなり
更には中性的な整った顔立ちに、長身でスレンダーな体型と、客観的にはかなりモテ要素のあるハイスペックな部類
――なのだが、前世からの癖もあってか本質的な自己評価をかなり低く見積りがち
その為基本的に他者からの好意に鈍く、その反面露骨な好意に対してはまるで耐性がない
かと思えば無自覚に相手を沼に引き込みがちであったりと、基本的に恋愛に関してはゴミ(二度目)
男絡みのトラブルを回避する為、現在は男子生徒とは意識的に塩対応で距離を取るようにしている
前世も含め、過去の経験から高圧的な女子が死ぬほど苦手で、理不尽な言動に対しても毅然と応じるのではなく、とにかく相手を刺激しない事を最優先としてしまう悪癖がある
一方で男に対してはある程度強気に対処できるが、それは男性に対してはどの程度まで踏み込んで良いのかを感覚的に理解しているが故であり、それが通用しない女子の人間関係は根本的に苦手意識がある
親しい人物の前では「オレ」、それ以外は「ワタシ」として意識的に一人称と態度を使い分けている
母親の違う姉が一人と、これまた母親の違う妹が二人居る
母が三人おり、母親同士は姉妹である
なかざわ
中沢 レン
ナツメの幼馴染にしてハーレム世界の申し子
成績は常に学年主席、運動神経も抜群
甘いマスク、高身長の細マッチョ、更には人当たりも良い完成されたイケメン
当然ながら阿鼻叫喚のモテ男
ある意味ナツメの上位互換
ナツメとは家が近所(というかお隣)で、幼少期は兄弟同然に育ってきた
また学力のみならず地頭もかなり良く、幼稚園児の頃からナツメの話し相手を務めていた程
何かと物知りなナツメを尊敬し、師匠と呼んでいた時期もある
当時のナツメとしてはそんな出来の良いレンが可愛くて仕方なかった模様
小学校四年時のトラブル以降、ナツメから露骨に距離を置かれるようになってからはレン自身もかなり色々と思う所があったりしたのだが、その辺りはいずれ本編にて
高校入学を機にナツメと再び仲良くしたいと思っているが、今のところ上手く噛み合っていない様子
ささき
佐々木 ミツハ
ナツメの友人
ナツメ&レンと同じ中学出身だが、中学時代は二人とクラスが違った事もありほぼ面識は無かった
中学時代はボサついた長い髪で顔を隠していたが、ある理由で高校入学を機に身だしなみに気を配るようになり、かなり垢抜けた
一方で本人の性格は変わっていない為、可愛らしい外見に反してかなり陰気
ナツメ曰く「死にかけのリス」
レンとナツメに並ぶ学力を誇り、学業に於いてはかなり優秀なのだがその他の点で自己評価がかなり低い
何事も自信が無く、自身を卑下しがち
ナツメとは気の合う間柄であるが、その辺りも含め根本的に似た者同士であり、互いに尊敬している
あらゆる動物の中でゴリラが一番好き
本人は理知的で争いを好まない点、そして可愛らしい見た目を理由としている
お気に入りのマスコットキャラクターは「哀愁の西ローランドゴリラ」こと通称「哀ゴリ」
劇画調のゴリラが男泣きしている姿が特徴
曰く「可愛いから好き」らしい
ナチュラルに狂っている
何よりも本の虫で、将来の夢は司書か古本屋か製本会社の作業員
とにかく本に触れられる(物理的に)立場であれば何でもいい
現在は図書委員を務めている
ちなみに母親から譲り受けた服を着がちで、本人に自覚はないがセンスがかなり良いので自己流の着こなしで割と通用してしまうタイプ
また、私服姿があまりに可愛すぎるので、精神汚染への耐性を持たない者が直視すると正気度ロールが挟まる
判定をしくじると大幅にSAN値を削られ、一時的に正気を失う
カフェインの摂取により治療可能
いのうえ
井上 ミカ
ナツメのクラスメイト
コミュ力の化身で、誰に対しても臆さず自然な会話が出来る人物
クラス内の人間関係は彼女を軸として回っている節があり、人間空気清浄機と称される程に人柄が良い
誇張抜きにクラスメイト全員と仲が良く、数少ない男子生徒達三人とも気兼ねなく会話できる貴重な人物
当然ながら男女を問わずモテる
年相応にイケメンに憧れており、レンや生徒会長をアイドルと同じ感覚で眺めている
ナツメとレンの元々の関係を知らない為、中学が同じで、面識がある事を純粋に羨ましく思っている
一方で、割と初期の段階からナツメもうっすらとイケメン枠にカテゴライズされていたりする
佐々木の事は初対面の頃から癒し系キャラに分類しており、心底可愛がっている
とにかくノリが良い上に交友関係がとにかく広く、また行動力もある為、校内で何か面白イベントが起こった時には何らかの形で関与している事が多い
あんじょう
安城 アマネ
泰禪乙川高校生徒会副会長にしてナツメの姉
とにかく目を惹く可愛らしい外見をしている
父親似のナツメとは異なり母親似である
身内や気の知れた人物に対しては雑な対応をしがちであるが、それは信頼と甘えから来るものであり、恥ずかしい為頻繁に口には出さないが本心ではいつも感謝している
その様をナツメからはツンデレと称されている
逆に言うとあまり面識のない人物や表面上の関わりに対してはかなり気を遣うタイプであり、その外見も相まって過剰な幻想を抱かれがち
他の学年からもアイドルめいた人気があり、知名度は高い
よく告白されるが、本人は昔から一途にレンを想っている為その悉くを断っている
それがかえって幻想を後押しする形になっているのだが、本人は知る由もない
あまりに告白される機会が多い為、最近では脈がない事を相手にそれとなく伝える術を身につけつつある
幼い頃は頻繁にレンがナツメを訪ねて遊びに来ていたので便乗してレンと遊んでいたが、ナツメがレンと疎遠になってからはめっきり関わる機会がなくなっていた
それからも一途にレンの事を想いつつ自分を磨き続けてきたという、レンから見ると完全にギャルゲーのヒロインみたいな存在
生徒会長
本編では未公表だが氏名は「白木(しらき)シュウ」
泰禪乙川高校生徒会長にして世間でも屈指のイケメン(イケてるメンヘラの略称)
成績優秀、品行方正、眉目秀麗を地で行く秀才
自身の人気を理解しており、何事も計算した上で動く事を美徳としている
交渉術に長け、通常のやり取りは勿論のこと、特に女性相手には自身の色気や魅力を用いる事で大抵の要求は通せる自信がある
アマネの事が好きでそれとなくアプローチをかけているつもりだが、まるで男として意識されていない
人知れず悩んでいた時、新入生に学年副主席としてアマネの妹(ナツメ)が居る事を知り、そちらを籠絡してから協力してアマネを堕とす計画を立てていた
が、当然ながらナツメには色仕掛けがまるで通用せず、計算が大きく狂ってしまった事でポンコツメンヘラお兄さんと化した
影のあるイケメンメン(イケてるメンヘラメンズの略称)が好きな女子生徒からはカルト的な人気があり、校内にファンコミュニティが存在していたりする
本人も女慣れしており、何かと思わせぶりな態度で接しがち
それも生徒会長としての人気を保つための計算に基づく行為であり、例えるならばアイドルのファンサに近い
一方でアマネ以外の女子に手を出す気はなく、本質的にはかなり一途な性格
ひのめ
日野目 カナ
ナツメのクラスメイトのギャル
独特の明るいノリとテンションで誤解されがちだが、かなり温厚な性格
言わば人類に優しいタイプのギャル
クラス内でも目立つ容姿のナツメと佐々木の二人の事は入学直後から気なっており、隙あらば声を掛けたりしていた
井上と二人で出掛けていた際に偶然ナツメ達に遭遇し、それを機に一気に打ち解ける
乳がかなりデカい
ナツメがよく胸元をチラ見している事にも実は気付いているが、本人は「おっぱい好きなんだな〜」程度の認識で特に気にしていない
おそらく多少なら揉んでも笑いながら許してくれるが、ナツメにそんな度胸は無い上に本作は性描写無しの全年齢向け作品なのでそのような展開は訪れない
みや
宮 リツカ
吹奏楽部の部長
ナツメに性癖を破壊された被害者(被壊者)
泰禪乙川高校伝統、新入生への地獄の部活勧誘の際スカートの中にまで勧誘ビラをぶちこまれたナツメによる無慈悲な報復として、男装による偽男子生徒の偽入部希望による冷やかしが実行され、それをモロに食らった人
ちなみに人混みの中だったので互いに認識していないが、ナツメのスカートにビラを押し込んだのはこの人だったりする
スカートのファスナーを下げたのは別の変態
初めて身近に現れた男子生徒(しかもイケメン)が、自分の楽器で聴いたことのない曲を軽やかに奏でた事で一目惚れしてしまった
――かと思いきやその正体は女子であり、それでも胸のときめきが収まらないまま日々悶々と過ごしている
ナツメに会うと性別を認識出来ずバグるので、なるべく会いたくないけどまた会いたいしまた話したいという厄介なバグり方をしている
ちなみに現在進行形で男装モノの恋愛漫画やドラマに沼っている模様
なかざわ
中沢 ヒナミ
レンの妹にしてナツメの心のオアシス
ナツメの妹二人とは同級生であり仲が良い
兄同様安城家の面々とは昔から交流があり、レンとナツメが疎遠になってからも顔を合わせれば話す仲
兄に対しては憧れと嫉妬と嫌悪感と劣等感と好意がごちゃ混ぜになったような形容し難いコンプレックスを抱いており、人には相談できずに一人で抱え込んでいた
ひょんなことから軽い気持ちでナツメにそれを打ち明けたところ的確に理解を示され、お陰でかなり気が楽になった
それ以来ナツメとは頻繁にやり取りをするようになり、心の支えの一つになっている
ナツメから距離を置かれている兄に対しては密かに優越感を抱いていたりする
ちなみに兄に似て美形で、同級生や後輩からは大人びた印象を抱かれがち
しかし本人は年上好きの甘えたがりなので、実情は周囲からの印象と乖離している
しい
糸井 ミズキ
ナツメのクラスメイトにして、日野目の友人のギャル
片側だけを軽く編み込んだショートヘアが特徴
小柄で可愛らしいギャル
基本的に誰に対しても物怖じしないタイプであり、何事もハッキリと意見を主張しがち
デリカシーがない訳ではなく、言うべき事を言うべき相手に言っているだけ
恋バナが好きで、友人達の恋模様にちょっかいをかけつつも応援するのが趣味
ろぎ
露木 シグレ
ナツメのクラスメイトにして日野目の友人の地雷系ギャル
烏の濡れ羽色の髪に白磁の肌、地雷系メイクが特徴のダウナーなギャル
ナツメ曰く、動物に例えるならばフクロウ
口数が多い方ではないが聞き上手で、主に日野目と糸井のやり取りにおける潤滑剤になっている
きたかみ
喜多上 アンナ
まるで反社なやべーお嬢様
外見は清楚な色気を放つ笑顔の綺麗な美人だが、その本質は食虫植物めいている
あれで人生経験は豊富なナツメが、直感的に「やべーやつ」と即判断する程度には面倒かつ厄介なお人
恋愛対象としてレンの事を狙っているようだが、そのきっかけや理由は今のところ不明
ナツメとしては「あの子だけは絶対にやめといた方がいい」と思っているが、あくまで思っているだけなのでレン本人に伝える気は一切ない
ナツメが男子以外で本気で関わり合いになりたくないと思っている珍しい相手
レンとはクラスメイトにあたる
レンや他のクラスメイト達との関係性についてはいずれ本編にて
なかの
中野 ヤスハ
アマネの友人にして生徒会役員の一人
役職は書記
アマネ曰く「腐れ縁」で、彼女が素を見せる数少ない相手の一人
であるが、アマネの事を性的に狙っており、頻繁にセクハラをかましては制裁されている
それをまんざらでもないと思っている節があり、アマネとしては割と本気で気持ち悪いと思っているが、それを本人に言っても喜ばれるだけなのでもう黙っている
さんじょう
三条 マリ
アマネの友人にして生徒会役員の一人
役職は会計
生徒会唯一の三年生
関西訛りが特徴的で、京都弁が混ざった言葉遣いを用いる
穏やかで優しい性格だが、金銭関係の扱いを曖昧にすると鬼と化す
本編には関係ないが実は他校に恋人がおり、卒業後は同棲しつつ同じ大学に通う予定
ちなみに恋人とは幼馴染の女の子
たなか
田中 ルミ
アマネの友人にして生徒会の部外者
包容力のあるゆるい性格のギャルで、何かと距離感が近い
生徒会室に頻繁に出入りしては応接テーブルのお菓子を勝手に食べて勝手に補充している
言わば生徒会の菓子受けの新陳代謝担当
生徒会長の顔が好きで良くちょっかいをかけているが、いつもつれない態度を取られている
本人曰く「そこが逆にいい」らしい
あんじょう
安城 キヨト
安城家の大黒柱にして黒一点
家族思いの男前で、妻はもちろん娘達からも慕われている
高校教師で、妻子持ちである事なぞ関係ないと言わんばかりに生徒からも同僚からも狙われている
飲み会に行くと高確率で睡眠薬を飲まされるので参加できない
生徒の悩みには親身になって対応しがちで、進路指導にも熱心に取り組んでいる
それでいて基本的に生徒の自主性を尊重しつつ、あるがままを肯定するスタンスなのでかなりドロっとしたタイプのファンガールが多い
毎年貰うバレンタインチョコにはいろいろな異物が混ざる
要するに無自覚系ヤンデレ量産おじさん
あんじょう
安城 ミヨ
ナツメの三人の母の内の一人にして生みの親
武道の心得があり、鉄拳制裁を是とする修羅の者
安城家の暴力装置
職業は警察官であり、国家公認の暴力装置も兼任している
好きな言葉は「民事不介入」
職業柄何かと察しが良く、人の厄介事に巻き込まれぬよう立ち回るのが上手い
あんじょう
安城 サヨ
ナツメの義母(叔母)にして、マツリの実母
ミヨの妹にあたる
安城家の三人の母の中では最も年若い
在宅でイラスト関係の仕事をしており、昔から最も身近で四姉妹の世話を焼いている
ナツメに対しては一見塩対応気味にも見えるが、本人としては普通に可愛がっているつもり
母であると同時に、姉妹にとっては年の離れた姉とも言える存在
アマネの人格形成に特に(概ね良い)影響を与えており
ナツメ曰く「アマネに性格がそっくり」
あんじょう
安城 カヨ
ナツメの義母(叔母)にして、アマネとウタネの実母
ミヨの姉にあたる
若くして出世コースに乗った優秀な人物
役職持ちの高収入キャリアウーマンであり、安城家を経済的に支えている
しかし自宅ではダメ人間
酒好きで、休日はよく自室で潰れている
こうなってしまったのはだいたいキヨトが甘やかしすぎたせいで、昔は生真面目な優等生だった
職場では部下と上司からかなり慕われている様子
あんじょう
安城 マツリ
本編未登場
ナツメの妹にして「マツウタ」コンビのマツの方
あんじょう
安城 ウタネ
本編未登場
ナツメの妹にして「マツウタ」コンビのウタの方