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泡沫のように消えてしまったけれど

 宵はとても心地よい。

 眠りで更かす宵で、夢見た物があります。それは作家になること。

 公募に出す日々に明け暮れていた私はいつも二次選考で淡い夢は覚めてしまう。

 悔しいよりも気持ちいい。あぁ手を伸ばしても届かない夢とはなんて美しく輝いているんだろう。

 私の作品はそんな夢に向かって羽ばたいて、泡沫のように消えてしまったけれど、この心地よさはずっと永遠に味わっていたいな。


宵更カシ

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