読んでいただいた方、評価してくださった方、ありがとうございます。
ここの作法もしきたりも分からないこと以上に、交流する余力がないので、自分語りをするだけして失礼してしまっていること、大変申し訳ありません。
昔から文章を書くのは好きでしたが、これまで創作をしてこなかったのは「文章が固い」とよく言われたからと、面白いと思う自身と世間のセンスのズレを自覚していたから、です。
私に求められているのは、論理パズル。
データで裏付けられたニーズと、根拠を示した事実を重要なものから順に並べ、顧客とユーザーが求める「説得力」という物語を構築することだけ。
ただ最近、それだとデータで裏付けできないものは、世の中に存在できないな、と気づきました。
例えば、痛み。今の進んだ医療ですら、痛みを客観的な数値として評価できません。
現在、ネット上での医療に関連する情報は、医師の肩書きに裏付けられた「専門性」がなければ、検索上位にならず、黙殺されます(特にコロナ禍を経て、その傾向が顕著になった印象)。
間違った情報を伝えて悲劇を生まないため、必要な措置だと理解しています。
ですが、エッセイで書いた「肉体」に関する決断をしようと検索した際、あまりに患者側が発信する情報が出てこないことに愕然としました。
カクヨムオンリーで公開している小説もエッセイも、たぶん、普通のwebサイトで公開したら、医療に関連する記述がネックになって黙殺され、誰の目にも留まらないでしょう。
小説とエッセイ、伝えたいメッセージは同じです。
「全部は遺伝子とかで予め決まっているけど、それでも、あなた自身の選択で決まる部分はある」
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画像は、希望的観測で登場する「躯体」と「勾玉」と「式鬼」について解説したものです。
一人称の方がネット小説として馴染みやすいか?と思って「自動筆記」という一人語りを許容する設定にしたのですが、失敗だったかもしれません。
世界設定が近未来な中で登場人物の視点も変わると、友人の指摘するとおり、読みづらいと思います。
元気になって気力があったら、第三者の神視点で書き直そうかと思います。
友人から「ライトノベルではなく、文芸では?」と指摘され、文芸誌に投稿することも検討したのですが、ほぼマーケティングせずに書いて自分でもジャンルが不明なこと、「5年生存率は9割強」と医師に診断されていて、1割以下の低確率ではあるものの、数年後に自分がいないかもしれない可能性を考え、ネットでの投稿を選びました。
ここならサービス終了か規約変更が限り、急に消えることはないでしょうし、匿名性が保たれると思ったので。