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〜If 起眞市ショートショート もしもユミーが社畜だったら〜

この小説は起眞市のもしもを書いた作品です。

夜の10時以降に読む事を超オススメします!!!!!




暗い夜道を歩き、そして、マンションの階段を登り、玄関の前に立つ。

扉の奥は、閑静としていて、物音一つとも立ちやしない。

俺、一般会社員のユミーは、その扉に鍵を差し込む。

腕につけている時計は11時35分を指しており、まだ3歳ほどの子供は既に懐に付き、熟睡しているところであろう。

俺は、扉を開け、妻も寝ているであろうそのマンションの部屋の中に、小さな声で「ただいま〜」と言う。

ネクタイを外し、ワイシャツのボタンを緩めて、洗濯機の中に入れる。

洗面所には、洗濯したばかりであろうパジャマが置いてあったので、俺は、スーツを脱ぎ捨てて、そのパジャマに着替えた。

後で片付ければ良い。
とりあえず、早くご飯が食べたい。

俺は、クタクタの体を精一杯に動かして、リビングのキッチンへと辿り着くと、そこにはラップに包まれたご飯が置いてあった。

特にメモも無いが、これを食べれば良いのはわかる。

俺はそれを食卓に運び、箸を一膳、用意して、いたただきますと呟いた。

「はぁ…」

大きな溜息。
腰や目が疲れ、もう寝てしまいそうだが、それでも、口の中にご飯を運ぶ。

なんせ、嫁も仕事をして、子供のお世話をしながら、このご飯を作りあげたんだ。

残してしまっては、申し訳ない。

「おかえりなさい。」
そして、優しい声が聞こえた。

精神の鎮痛剤のように、その優しい声の方向へと、振り向こうとする前に、俺の頭に、少し重たいものが掛かった。

「う…あ……ぶ、V?あ、当たってる………」

「ん?ああ…本当ですね……」

さらに、嫁のVは、俺の事を強く抱き締める。

後頭部には、とても柔らかい感触と、良い匂いが、漂った。

「お疲れ様です…今日もよく頑張りましたね。えらいえらい。」

そう言いながらVは、俺の頭を右手で撫でた。

「う…あ、り、がと……」

すると、俺の方から手を回すVは、耳元で、「今日は寝させませんよ♡」と、呟いた。

俺はその優しい声に、ブルブル!!と背中が反応した。

そして、俺はそこから甘い一時を過ごしたのだった。

おしまい。





こんな一般人じゃないVや、ユミーが活躍する物語!!!!

電脳特殊捜査隊第六課はこちら!!!!!
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https://kakuyomu.jp/works/16818093081632466679

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