先日、ナツメさん(
https://kakuyomu.jp/users/frogfrogfrosch)の主催された自主企画『第一回川辺の創作怪談会』に参加させていただきました。
参加作品はこちらです。
「みがわりのまつり」
(
https://kakuyomu.jp/works/16816452218779769448)
企画を立ち上げ、六十作品以上にわたる参加作品全作の感想を記してくださったナツメさんにここで御礼申し上げたいと思います。素敵な企画、本当にありがとうございました。
実はナツメさんのほか、参加者のうち何人かの方が執筆しているネット怪談「禍話リライト」の大ファンです。大元のツイキャス「禍話」を提供してくださるかあなっきさんや、怖い話を文字媒体でお届けしてくださるリライト勢の方々には本当に感謝しています。至らぬながらも、そのような方々と同じ企画に参加できるなど本当に感激でした……。
さて、ここから「みがわりのまつり」の裏設定書き散らしを記していこうかと思います。この下に進まれる方は、お手数ですが以下の注意事項をお読みください。
※※※本ページは拙作「みがわりのまつり」のネタバレと読後感ぶち壊し設定を含みます。また、純粋に考察を楽しみたい方・イメージを崩したくない方はブラウザバックを推奨します。※※※
・とある山にダムを築いたら、その区域に巣くっていたやばい奴が出てきてしまう。ついでに現場の作業員が何人かやばい奴の厄パワーで死亡しているが、事故として処理される。
・やばい奴は人間社会由来ではないため、中間管理職や大臣などの建設現場にいなかった人間に遠隔で祟ることはできない、そもそも存在を認識しているかも微妙。ただし住処を奪った人間に祟りをなすため、ダムに無関係だった近隣の村の人間や通りがかりの登山者が厄パワーの標的になっている
・やばい奴を鎮めるため、ダムの建設に関与した大臣や中間管理職、建設作業員ということにした『身代わり』を近隣の村で用意し、やばい奴に捧げる(本編中の『加藤』も当時参加していた建設作業員)
※厄パワーは『身代わり』に集中しているため、厄パワーから逃れた建設作業員や大臣はどうにか平穏に過ごせている。ただし集められた『身代わり』はみんな死ぬか廃人同様になる
・『身代わり』にされちゃう要素:名前、仮面、同一化する唄、黄泉戸喫
・厄パワーから逃れる要素:生贄(=『身代わり』)と一緒に捧げた神酒を口にすることで許される(と村人は信じている)⇒それを口にしたSさんを『身代わり』にしたまま儀式続行するのは不可能と判断
・適当に人を集めての『身代わり』の儀式は定期的に行っていたが、村で行われていることに恐怖した若者が村を去っていき、やがて村ごと儀式が消滅
・Sさんが吐き出した顔はやばい奴の厄パワーの一端か、あるいは
・村が消えたのは生け贄が一人減ったからだと信じているのか?
・『身代わり』を捧げれば村人が助かるなどという単純な話だったのか?
・そもそも、アレは本当に『身代わり』を『身代わり』として認識していたのか?
・村がなくなったあと、アレはどこに行った?
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◎この設定を応用させていきたいネタ
・『カタシロサマ』(用済みになって廃人同様となった身代わり)の世話を命じられていた子供が消滅寸前の村を出て大人になった後、故郷に残っていた謎の儀式と両親の怪死の理由を探っていく話
・ダムの反対側に位置する人里に降りていったやばい奴が嫁を取る話、嫁にとられた女の親戚筋視点
・鬼の子(やばい奴の子供)が人の子に紛れて小学校に通っているという噂が広まって魔女狩りになる話