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メモ(2023.05)

引退して六年。文藝歴四十年中なろう歴十年目。

記念としてかつて完結させた物語全部をなろうラノベに変換復刻しようかと思案中です。

転生おじさん(原題:甘き死の帷)

全400万文字(24巻分)

内容:人の種として最高位の頭脳を持つ天才がギフテッド故に和を重んじる日本社会から弾かれ海外に逃げ療養生活を始めたことに端を発する物語。

タイトルから察せられるようにほのぼのした物語ではなく、社会への怨嗟に心を支配された一人の男の断末魔的物語です。

転生おじさんでは主人公像が毒の抜けたほのぼのした個性の薄いキャラクターに変更されており、原作で彼が生み出したアンドロイドはアレな企業のアレなドールに変更、彼の能力も異世界のお約束的な設定に置き換えられるなど、原作で備えていた主人公の強力な個性だの能力だのはほぼ削ぎ落され弱体化しまくっております。

社会的風刺なども全て嘆きやボヤキに差し替えられ、読み返してみればただの頭のおかしい作品にしか見えないほどです。

けれどもそれこそが、なろうの良さではないかと私は信じておりますのできっとこれで問題ありません大丈夫なはずです。

今後はこの方向で書き直していきますので、ちょっと怖いもの見たさの気のある奇特寄りなアレという自覚のある方、すべからく大歓迎です。そういうへんt――お客様のご来訪を心からお待ち申し上げる次第でございます。何卒。

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