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遠くに晴れ。

今朝は雨が降っていました。しとしとと降る、静かな雨です。
そんな中、ビニール傘をさして近くの神社まで歩きました。雨がアスファルトを打つぱつぱつという音が耳に心地いいです。

境内では、スズメと烏が静かな雨の中で枝に乗り、雨雫を受けて元気に鳴いていました。雨は境内の石畳を打って、私の鼓膜に触れてきます。

神社は高台にあるものですから、遠くを見やると空気に包まれて青くなっている山の稜線の向こうに、晴れ間が見えます。朝靄まじりで、まだ早朝の空気を残したままでいるようなうっすらオレンジ色の晴れ間が、雨の中で目に焼き付きました。
澄んだ空気が清々しい。そんな朝の神社。

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