お久しぶりです。いつも読んでいただいている皆様には心からお礼申し上げます。本文を書くのに必死で近況ノートに書き込むことを忘れてしまっていますが、いよいよラストに向かって、というか一応最後まで書き終わることが出来たので報告に上がりました。
実は残りはわずか三話です。あの状況からだと普通は話をさらに膨らませていくのでしょうが、私の場合は最初からこのゴールに向かって書き続けていたので結構満足のできる作品に仕上がりました。とはいえ、自己満足でしかない事は百も承知で、多くの読者様にはご満足いただけない結末になっているでしょう。(このどうしようもない主人公の作品を楽しんでいただけていた方であればある意味ご満足していただけるかもしれません)
元々この作品を最初に考えた時は転生した男が本当に無能で街の冒険者から蔑まれて森の奥で家を作って生活していく中で巨大な魔物と出会い仲良くなって共に生活を送っていく。そして、その魔物が街の冒険者に殺されて復讐を誓うというものだったのです。だからこのタイトルになりました。
でも、そもそも異世界転生ってなんだろうという疑問から始まり、異世界での生活ってどういうものだろう。魔法ってなんだろう。異世界転生した人間はどういう行動をとるのだろうという疑問や問題点を文章に書きこんでいくうちに組上がっていったのがこの作品です。ただ、最初の転生した理由を考えていた時点でこの結末は決まっていました。本当はもっと早く終わらせるつもりだったんですがこれほどの長編になるとは……。でも初めて書いた作品としては満足できるものになりました。たとえ数人であっても読んでくれている人がいると思うと心からの励みになりました。本当にありがとうございます。
次の作品も書き始めているのですが、今度はもっと読者に媚びてコミカルなものにしようと思ってはいるのですが、これはこれで問題作になっているので色々な人に怒られないか心配です。その前に読んでもらえる物を書けって話ですが……。
では、ラスト3話最後までお楽しみください。