こんにちは、加賀宮カヲです。
エピソード「本当の悪魔」の創作ノートはまた後日、公開します。
第三章を終えて、最終章残り6話ほどとなりました。最終戦と最終話はどうやっても話を切れないので、文字数が一万越えすると思いますが(ごめんなさい
現在の文字数は、書いてる本人が最も想定していないものでした。「長くて15万字くらいで、終わるやろうな」と全体プロットを組んだ時は思っていました。
まさかの! が発生したのが、第一章でのクロエ逃走ですね。
「うわあ、逃げちゃった」と書いてる本人がモニターに向かって絶句したという。
彼女は、第一章末で退場予定だったので。
全体プロットの見直しをせざるを得なくなりました。6歳の幼女が動き回れる世界ではないので、生まれたキャラがレイラです。
クロエ派生で生まれたという意味では、セツコやプルトもそうですね。
クロエは、おもくそ命を狙われていて、しかも「キングなんか死んじまえばいい」と思い込んでるキャラですから。一人で米帝になんか居られる訳がないだろ。キングが用意したポーランドの屋敷なんて、知った瞬間に逃走するわ。
能力の奪い合いという側面から、魔術師の退場は動かせない。
更に「思った以上にモリシタ家の闇が深い……これ、ちゃんと書かなきゃダメだ。でも、ジョージご乱心も動かせない」こういった経緯から、セツコとプルトは誕生しました。
逆に、ジョージはかなり初期からこうなると決まっていました。
寂しい男がおかしくなって、友情でどうにか立ち直って……が初期プロットでした。
クロエの存在で、彼は本当にキャラとして生きたと思います。『血は繋がってないけど、健全な親子の形』というものが書けました。
また、アンナの存在もジョージにとっては大きかったと思います。
今更、どの面下げて戻ればええねんだったでしょうから。
ちなみにアンナは、ロールタイプとなる女性が周囲にいません。いない状態で、育ってきました。なので、エヴァを手本にしてるんです。
一度しかマトモに話をした事がないんですけどね。
それでも、アンナにとってはエヴァが母性の象徴でした。
『兄と弟』という章タイトルでしたが。
アンナとジョージという最重要キーマンの決断までを通して、様々な家族の形を描けて良かったと思います。
誰もが家族愛に飢えながらも、掛け違いが起きたり、生い立ちがドイヒー過ぎて概念を知らなかったり。
キングとヨシュア。この兄弟が求めているのも、家族でした。
あの二人が、ジョージとアンナに拘ってる理由ですよね。
理想の父母。
その面影をジョージとアンナに見ちゃってるんだろうなあと。
兄弟の中に居る、もう一人の親『偶像』
この諸悪の根源に、二人はどのように対峙してゆくのでしょうか
最終話まで、あと少しとなりました。
最後まで見届けて頂ければ、これ以上の幸せはありません。
『平和の鐘』作品URL
https://kakuyomu.jp/works/16817139556426295611※AI絵は「クィーン・オブ・トリックスター」ことクロエとジョージ in 遊園地 ※