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ダークヒーローファンタジー小説『平和の鐘』第二章キングの葛藤:星の憧憬-前編公開しました

こんばんは、雌蛸です。Photoshopを勢いでサブスク購入してしまいしました。iPad mini版だと流石にちょっと使いにくいので、板タブも購入。そんなに使うのかコレという懸念は置いておくとして。

さて、新エピソード公開となりました!

【あらすじ】
死神により異空間へ連れ去られてしまったキング。彼は母親の過去を追随させられる。一方、ジョージとクロエの前に現れた魔術師は取引をもちかけるが――

【小説リンク】
https://kakuyomu.jp/works/16817139556426295611/episodes/16817139559028930359

【登場人物】
キング・トート:本作主人公。両親を殺害し、死神の身体を乗っ取った少年。取引と引き換えに様々なものを手に入れていく。
魔術師:本作「魔術師の誘惑」のエピソードキーマン。人間界に存在する、死神の一人。ヨシュア・キンドリーに仕えているが…
偶像:本エピソードにて登場。人間界に存在する、死神の一人。イブの庭の聖母エヴァとも呼ばれている。キングの母と瓜二つ。
ジョージ:本作「吊るされた男」エピソード主人公。かつてソビエト組織からそそのかされ、大統領暗殺を目論んでいた。現在は、クロエを匿う生活を送っている。
クロエ:本作「月の嘆き」で登場した黒い瞳が特徴的な少女。彼女が持つ瞳は『ブラックダイアモンド』と呼ばれ、イブの庭が狙っている。本人は現在、洗脳状態。キングを拒絶しており、取引が成立しない。
【キーワード】
洗脳:今作で最も重要なキーワード。
特別顧客:「女教皇の憂鬱-中編」でレイラの口から、その存在についての言及があった。国や組織を横断していく存在であり、特定の誰かを示す呼称ではない。現在の特別顧客はヨシュア・キンドリー。
イブの庭:表向きはカルト教団だが、作ったのは歴代の特別顧客たち。
アダムの子:イブの庭の信徒を指す事もあるが、人身売買される子供たちを主に指して呼称している。キングがかつていた集落の子供たちは皆、何故かいなくなってしまう子供たちとして、アダムの子となっていた。
トロイ:イブの庭、傭兵部門
エデン:イブの庭、人身売買部門
ブラックダイアモンド:現在は、クロエの瞳を呼称している。その内容については特別顧客のみが知っている状態
【雌蛸から一言】
明確なラストが浮かぶ前からあったエピソードです。諸々のキャラメイクや設定よりも先にエピソードが出来ていました。第二章に入る前、大幅にプロット見直しとなって繋げるのが大変だった思い出があります。

こちらも大アルカナをモチーフにしています。


大アルカナ:星
キーワード:安らぎ 憧れ 理想

正位置の意味
非現実的な美しさや夢や優しさに触れて、心なごんだり深い安らぎを感じています。夢のつづきが覚醒しても続いているかのような優しさが心を支配します。全身でリラックスできます。うっとりとしたまま恍惚を感じています。


カードを見てすぐに「ああ、キングの出自をやろう」とストーリープロットを組みました。彼の見た目が集落に不釣り合いな美しさなんですよ。で、父親が相当なオワコンでしょ。見た目の美しさは母親譲りで間違いない。そんな彼女が壊れるに至ったストーリーがないわけないんだよな、と。

最初はもっと母親への愛情を求めるようなプロットでしたが、その後の肉づけでニュアンスが大分変わった…かなあ。

DNAの螺旋的な空間を演出したいので、後編ではもっと映像の浮かぶ描写を描きたいと思います。武器が聖杯っていうのも、血=ワインから来てます。

それではお時間のある時、お暇な時にでもお手に取っていただければ幸いです。

※note転載です
https://note.com/amaterasraiwa_99/n/n40152555aece

1件のコメント

  • はんはんさま

    ありがとうございます✨
    読んでくださるだけで非常に嬉しいです😭
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