今年最終日ですが、家族が年賀状を今の今まで印刷していてやっとパソコンの前にいます。こんなにバタバタするつもりはなかったんや……
去年の12月頃もこうしてカクヨムコンで作品を読んでいましたが、今年も同じようにやっているとは。
今年を振り返ってみます。カクヨムコン8は「不老不死の窓口」( https://kakuyomu.jp/works/16817330649543446439 )を初めとした傑作SFに出会えたところから始まります。レビュー活動はまったく注目もされませんでしたが(笑)良いカクヨムコンになったと思います。それからひと月くらいでいったんカクヨムを止めました。理由という理由はフォロワーの作品を大量に読むのがしんどくなったからだと今思えば――――という感じですかね。
フォローさんの作家性ってあると思うんですね、なので自分の作家性を考え直すってくらいの意味でした。
そうして「九頭見灯」の殻を破り、「カクヨムSF研」になりました。それからは予告されていた第3回日本SF作家クラブの小さな小説コンテストやかぐやSFコンテストといった短編コンテストを切っては倒し、切っては倒し……でも読むのは何の因果か続けていましたね。たぶんWeb公募はお祭りなのでそこで一肌脱いでやろうくらいの意味だったんだと考えてます。いまもその光景は揺るがないと思います。創作活動では新しい戦友を得て、程よい距離感になってきたというのを感じます。
生まれたてのカクヨムSF研。創作より評論がメインでずっとこのままかなーと思って夜明けが来てみれば、かぐやSFコンテストは選外佳作、日本SF作家クラブの小さな小説コンテストは一次通過と大成功ではないですか。
そうして自主企画、カクヨムSF研3。レビュワーと共同で何かを造る作業だったんですが、これが――――はっきり言います。つまらなかった! 得られたものはあったとは思います、でも自分の中ではこの企画をもう続けなくてもいっか! という気分ですね。もう三年目ですからね。ここでいったん区切りをつけてもいいでしょう!
そうこうしている内に、周りのフォロワーさんがずっこんばっこんSF界で大活躍してるという状況になってきたんですよね。面白くなってきました。
私はこうしてSFの世界になんかいていいらしいということが分かってきましたから、ここからは推しを推す活動にシフトしました。
日本SF大賞ってあるじゃないですか。
あれに推薦文を書きまくりました。じっさいには前々から推薦文自体は書けたんですが、一読者にはその場を作る力ってないに等しいので、とりあえず私に「ナントナクSF力」が溜まってきたってことで……ここで放出しましょう! ってことにしました。
「算業構造審議会 著作権制度小委員会「隷和5年度著作権制度改革(復活)の方向性検討に関する中間報告」久乙矢
「不老不死の窓口」秋待諷月
「楕円軌道の精霊たち」関元聡
「牌神」武石勝義
(敬称略)
――の四作を推薦しました。
日本SF大賞の求める作品っておそらくあると思いますけれど、そういうものだけが時代を作るわけじゃないんですよね。今回だって推薦作のなかでも、まぁ、太ったおばさん「出会って4光年で合体」もある意味SFムーブメントだったはずなので。現象のなかに立ち位置を持つって、やろうと思わないと出来ませんから。
来年はどうなるかわかりません。と言うのは、いろいろ読む時間を調節するからですね。今年はWeb文芸をめちゃくちゃな量(1600作くらいの短編ですかね)を読んでいるのでそろそろ実体のある本を読みたいです。つまりレビュー活動を大胆に削っていきます。
さなコン4もちょっと怪しい、カクヨムSF研4は見送り、カクヨムコン10はわからないという予定でいます。
では最後になりましたが、私のめちゃくちゃな活動にお付き合いいただきありがとうございます。お世話になりました。来年はもうちょっと寡黙に歩んでいきたいと思います。
来年もよろしくお願いします。