• SF
  • 現代ドラマ

第14回 講談社ラノベ文庫新人賞の話。

 太宰治を16冊連続で読み、合間に西村賢太の『苦役列車』を読むと、頭が混乱しますよね?(挨拶)

 と、いうわけで、不二川巴人です。Twitterをぼんやり眺めていると、他の書き手の皆様が、種々様々な作品を書かれていることを目にするわけですが、皆さんアイデアが豊富だなあ、と、己の小ささを実感する週末、皆様いかがお過ごしでしょうか。

 さて。タイトルの話なんですが、第14回の、講談社ラノベ文庫新人賞の話です。KADOKAWA系列のカクヨムで書いていいのか? という疑問もなきにしもあらずなんですが、許してたもれ?(シナを作る47歳)(銃殺)

 あれは、去年の10月でしたかね? (第14回の)〆切ギリギリで、一作応募したんですよ。

 「僕は」自信のある作品だったのですが、そんなもんは、ジャッジする編集部には、何の関係もない話です。単に、「書きたいものを、書きたいように書いた」という、「売れ筋? ニーズ? なにそれ美味しい?」という、マァぶっちゃけ、ワガママを貫き通した作品だったわけで。

 エエ、もう「僕の好きな物」をギチギチのピチパツに詰め込んだ、さながら『僕専用のお子様ランチ』のよーな作品です。

 で。てっきり僕は4月頃だと思ってたんですけど、今月の14日の時点で、第一次選考の結果が出ておりました。

 ざーっと見て、僕の名前がなかったので、「あー、落ちたかー。自分的には渾身の作品だったんだけどなー」としょんぼりして、未練がましくもう一度全部見た、ら!

 アルヨー!(エセ中国人ライクに)

 はい。添付画像の通り、一次選考を突破しておりました。誇張でもなく、一瞬心臓が止まりました。アラフィフのハートには、ちと……堪えましたさ。

 いっやー、びっくりした! しかし嬉しい! 応募総数263作品中の28作品ですから、倍率はざっくり10倍。あ、電撃大賞のことは考えないでください。あそこは魔窟です。応募総数、及び倍率的な意味等々で。

 しかし、一次選考を通過したと言うことは、少なくとも、編集部からの講評はもらえることが確定しました。

 そりゃまあ確かに、次も突破して欲しい、あるいは、行けるところまで行って欲しいところではありますが、欲をかくと失敗するのが、世の常です。静観するのが一番なんですが、ちょっと……ね?

 なお、一昨年かな? MF文庫Jライトノベル新人賞にも応募したんですが、そこもやっぱり一次突破止まりでした。講評には、根本の世界観からして「どこかで見たことがある」と言われる有様で、後はもう(お察しください)ってやつですよ。

 ただ、今回に関しては、不思議な感覚を覚えました。初稿が上がるじゃないですか。推敲するじゃないですか。「あーでもない、こーでもない」と、ひねくりこかすわけじゃないですか。ヘタすりゃ、初稿を上げるまでよりも長い時間がかかるじゃないですか。

 ご多分に漏れず、僕もそうだったんですよ。それが、ある時に、ストン、と「あ、これでいいんだ」という「納得」がいったんです。ふっ……と、肩の力が抜けた感じがしたんです。

 僕も過去、何回か懸賞には挑戦してますが、初めての感覚でした。

 さあ、第二次選考はどうなる? とは言え、それも先方の編集部次第ですから、僕はなんも言えんのですけどね。

 今晩は眠れるか? とか、「小学生か!」とツッコミを受けそうな、晩冬の夜。

 ではまた。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する