皆さん、こんばんは!
前回更新したとき、実は静岡に出張に行っていましたが、仕事だと他県に足を踏み入れても散策することは出来ず何だか損した気分になるのは何故でしょうか?
きっと何処にも出かけることが出来ない所為でしょう。これは実感しましたよ。
さて、【月下に示すは汝の意志なり】はお楽しみ頂けていますか?
今回のお話は主人公が氷の精霊、サラとの対話をするお話となっています。
今までの旅を振り返りながら主人公は自分の進む道に気づき、そして宿敵であるネロブライアの前に立ちはだかる意志を持つことになります。
今まで主人公は自分の進むべき、もしくは進みたいと思う道を持たなかったため極端に言うならば他者の意志を尊重、もとい道を譲ることも考えていました。
自分よりも先に進む者、自分より確固とした意志を持っている者が自分より劣っていても前に進んだほうがいいと考え、そのため魔王候補として自分と同程度の力を持ち確固たる意志を持つネロブライアの前になす術もなく敗退している訳です。
ですが、今回のお話で彼は自分の意志を持ちまして戦う理由を得ました。
あとはもはや互いに違う意志を持ち、互いに同じ王座を狙う【敵】となります。
それは恐らくネロブライアにとっても特別な……【対等な】相手。
ただし、殺し合うという枕詞が付きますが。
このままお話が進めば、この物語も遠からず終わりが近づいてきています。
この長い冒険のお話……新しくも古い魔王誕生の物語の終わりまで、どうかお付き合いして頂けると嬉しく思います。