音声化短編コンテストに応募していた、Bar 3rd Fridayを小説版→戯曲版を新たに作っております。耳で楽しめるをイメージし、新たにリビルトしております。
あらすじ:
毎月第3金曜日。
浜松町の小さなバーに集うのは──
IT系の独身男、家庭を持つサラリーマン、離婚歴のある医療マン。
恋、仕事、家族……人生の折々を抱えた彼らは、グラスを傾けながら、声でしか語れない想いをこぼしていく。
マスターは氷を落とし、静かにカクテルを差し出す。
その音と香りが、沈黙をほどき、会話を導いてゆく。
交わる言葉と沈黙の間に、聴き手は自らの記憶を重ねる。
やがて物語は次の世代へ──灯をつなぐように続いていく。
全11話。大人たちの恋と再生を描く会話劇。
これは、「耳で聴くからこそ届く夜の物語」である。