白縫(しらぬい)ユキは転校した先の学校で、クラスメイト達にモルモット扱いされていた。
常軌を逸した虐待によって、次第に精神を追い詰められてゆく。
そんな中、ある日、教室で異様な耳鳴りに襲われる。
まるで超新星爆発か、あるいは少女の断末魔を思わせる不協和音。
それ以来、いよいよエスカレートしてゆく虐待。
ユキはやがて、すべての出来事の裏に、一つの星を滅ぼしてしまうほどの悪意が潜んでいることに気が付く。
不死の能力を持っていても、精神を破壊されてしまえばおしまい――
ユキは完全に追い詰められる前に、悪意の正体と探り出そうとするが……