はい、というわけで。
スクロール×スクロール、これにて完結です! やったぜ!
魔王ハイネ視点のサイドストーリーとか、今後の続きとか、まだいろいろネタはあるっちゃあるのですが、ひとまずここで区切りということで。
いやー、それにしても予想外に長かった。
プロットから見積もった分量と自分の執筆ペースから逆算して、「まぁ一か月ちょいで終わるかな」とかタカをくくってたんですが、フタを開けてみればかかった時間は二か月強。全然まったくダメダメでした。
修正前提でバーッと初稿を書くのと、毎回人に見せるのを意識して書くのとじゃ、全然かかる労力が違いますね……。
初稿と見直しを同時並行でやったと考えればまあこんなもんか。
キャラが動いて話の筋もあっちゃこっちゃ脱線するし、書いてるうちに入れ込みたい伏線がどんどん増えるし、そもそも理屈これで大丈夫? 穴どっかにない? って心配でたまんないし。
毎日更新って大変。マジで。
でも大変よい経験になりました。なにより、超楽しかった!
また次の長編でもやってみたいなあ。
さて。
とりあえず現時点での反省を。
【良かったところ】
・『異世界モノで叙述トリックをやる』という目的は達成された
・書いている途中で紛れ込んできた『造られた存在としてどう生きるか』というテーマが割といい感じに着地した
・『異世界=ここではないどこか』『“道”と“未知”の対比』も、即興でひねりだした割にけっこうテーマとしてよかったと思う
・ミミとのお別れシーンは絶対書きたかったので、書けて満足。
【反省点】
・キャラ造形。シュウにしろナナミミにしろダイアログにしろハイネにしろ、もうちょっとキャラ周りの魅力を描写しっかりする。
・ラスボスがポッと出の王っつーのも唐突感がある。どっかで関係を補完した方が良さげ。
・“2Dスクロールアクションの呪い”っていう設定も、ちょっと消化不良だったかなあという感じが少し。ほんとはキノコだけじゃなくて星も花も出る予定だったんだよね。
・書いてるうちにテーマが増えすぎて、とっちらかっちゃった印象。もう少し言いたいことを絞って内容をスリムにする。
・ほか、細かな部分で世界観や雰囲気の調整が必要。一人称文体にしたけど、三人称主人公視点で書き直しても問題なさそうだなあ。最初の方の雰囲気、かなりムリしてるのが透けて見えるのでどうにかする。
……という感じでしょうか。
なんにせよ、キチンと完結できてよかった。
『書き始めた長編はどんだけ駄作になろうと終わらせる』というのがポリシーなのです。反省は次に活かせばよし!
というわけで今後の予定はこんな感じです。
10/12→チャレンジカップ第三弾用の短編を投稿。
10/13以降→チャレンジカップ第四弾+ノベル0コン用の長編を投稿。
スクロール×スクロールはもう少しブラッシュアップしつつ、なろうコンに出してみようかな、なんてことも画策中です。
公募と並行して、まだまだガンガン投稿していきますので、これからもどうかよろしくお願いしますね。
維嶋津でした。いつかまたどこかで!