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ターフ余談

現実の競馬では歴史的なことが起ころうとしていますね。
2歳G1ホープフルSを勝ってからの春クラシック無敗二冠のコントレイル。
年明けエルフィンSから頭角を現しまたたく間に無敗の二冠牝馬となったデアリングタクト。
春に牡牝ともに二冠馬が出るのは2003年ネオユニヴァースとスティルインラブ以来かな。両者ともに無敗となれば史上初ではないかな。
特にコントレイル、拙作ではブライアンズハートが朝日杯ではなくホープフルSから弥生皐月ダービーと連勝したことを書いていますが、コントレイルはホープフル皐月ダービーと前代未聞のローテーションを完遂させています。
ターフを書き始めたのが2017年ですからコントレイルの生まれた年ですね。この年の暮れのホープフルSはG1格上げ初年度でした。
架空の競走馬の戦歴を小説に落とし込むにあたり、ありそうでありえないギリギリのラインを攻めたつもりでしたが、現実がはるか上に突き抜けました。
もっとも、ハートはダービーの後キングジョージへ行っているのでそこは流石に…ですが、やはり無敗の二冠馬は菊花賞に出るべきですね。
ブライアンズハートの戦績のモデルは実在しません。端的に言うとウ◯ニング◯ストのナリタブライアン自家生産産駒が小説に近しい戦績を挙げたところからです。
自家生産産駒の距離適性が1700~2500mだったがために、菊花賞は分が悪く欧州ドサ回りに…。
作中で示されているブライアンズハートの戦績はメイクデビュー、ききょうステークス、ホープフルステークス、弥生賞、皐月賞、日本ダービー、KG6&QES、天皇賞秋、JC、有馬記念…となります。
ききょうステークスは1400mのレースなので適性外ですね。本来東スポ2歳Sか野路菊Sにしたいところですが、スピードを知らしめるためということで。
現実の話に戻りますが、もしコントレイルとデアリングタクトがそれぞれ三冠を達成したら、次走が気になりますね。コントレイル陣営は早々とジャパンカップを想定に入れましたが、菊花賞からジャパンカップを連勝した馬は現在いません。
おそらく、アーモンドアイとの勝負を想定しているのだと思いますが、この時期に3000mを走って中4週で古馬2400mのローテは過酷だと思います。
陣営には陣営の考えがあるのでしょうね。私は黙って応援します。
この歴史的な年に生観戦できないのがなんとも歯痒いですが、地方も含め毎日どこかしらで競馬ができているのは関係者の方たちの努力の賜物ですね。

ブライアンズハートのようにいつまでも挑戦し続ける人生でありたいものです。

末筆ですが、新作プロットを書いています。SRPG風ファンタジー戦記モノです。

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