中華の四大禁書とは?
まず「四大禁書」とは、主に明代から清代にかけて、その露骨な性的描写と反道徳的な内容から、政府によって公式に発禁処分とされた4つの長編小説を指します。
しかし、重要なのは、これらが単なる「ポルノ小説」ではないという点です。いずれの作品も、当時の社会を鋭く切り取った写実性、人間の欲望を深く掘り下げた哲学性、そして巧みな物語構成を持っており、中国文学史において無視できない傑作として、今日では高く評価されています。
禁じられた理由は、単に「わいせつだから」という表層的なものではなく、その根底には時の支配体制や儒教的価値観を揺るがしかねない危険思想が含まれていたからに他なりません。
『金瓶梅』(きんぺいばい)、『肉蒲団』(にくぶとん)、『繡榻野史』(しゅうとうやし)、 『痴婆子伝』(ちばすでん)筆者はこれらの文学作品を極力原作の味と文学手法をそのまま日本の読者へ伝えたい!
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