錫　蒔隆

世の縮図というものが、この短篇に凝縮されている。 くだらないことに囚われたばかりに、より大きなものを喪う。 世界でも世間でも会社でもそう。 どこかの愚者の思いつきはきっと、誰かを苦…続きを読む

大多数の人間がねがっていることが、秀麗な文体で綴られている。

そこは変わらない。

大阪、一度は行ってみたい。

そして、蛇足で泣く。 川津さんはどうしてこう、人の心を打つものが書けるのか。 ちなみに私は、「全米が泣いた」だとかいう謳い文句が大嫌いだ。それをよろこんで観に行く連中の気がしれな…続きを読む

会社にダメ人間がふたりほどいる。ひとりはモバゲーに課金、月に八万くらいつぎこむらしい。それを受けて、もうひとりのダメ人間曰く……。 「金をドブに棄てるようなもんだ。おれならキャバク…続きを読む