なってみたいねぇ、なんてのんきな声でいう彼。
いつか名前を載せてみたいんだと。
その前に私がTOB(他の男に奪われる)されるわよ、なんて脅す。
そんな日常会話。
株主総会いってみたいなあ。
「俺一回もいったことない」
俺は個人投資家だって豪語するなら行けよ!
と、即ツッコミを入れる私。
で?何億持ってんの?って言うと口をつぐむ。
実はパソコンの画面ハグするふりして横目で見てんの
「えっ!こわ!」
うそうそ、いやホントだけど表示されてる画面多すぎてわかんないから。
彼のおかげで人の外見やイメージで他人を決めつけないようになった。
能ある鷹は爪を隠すじゃないけど
どんな人が人より優れた才能や知識や技術をもっているかなんて、わかんない
私もリアルな社会では少し口をつぐむのを覚えた
賢い人って、実は何も言わずに観察してる
彼の場合はそれすらないけども
自然体で謙虚で人を平等に見てて賢くてオタクですてき
…え?私の目が¥になってるって?
そのへんは指摘してくれるなよな