読んでいただいた方におかれましては、本当にありがとうございます。
私が相方に、「ただひたすら川を歩く話が書きたい」と言ったところから話が始まりました。
元々私は、川歩きが好きで、割と冗談ではなく……東京の川は一通り歩いたと思います。
中でも一番好きな川が隅田川でした。
隅田川は、岩淵水門から晴海埠頭まで年に2回は歩いてます。
もう10回以上は歩いてるんじゃないかな……?
「じゃあ、まず、歩いてこい。チェックポイントに到達したタイムと、その時に思った素直な感情をラインで俺におくれ」
と相方が言うので、川を歩きながら写真を撮りまくって、相方にラインを送りまくりまして……
作品のストックも何もない我々は、そのような僅かな断片から1作品書くことになりました。
それで、ある程度どんな話にするか纏まったところで、「長々と書いても仕方ないよね」
という結論に至ったので、1万字以内という目標ができました。
苦戦もしましたし、何度も、(普段は)YESマンの相方と喧嘩もしながら、隅田の雫は産まれました。
楽しんでいただけたなら光栄にございます。
また、違う作品でお会いしましょう。