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アフター・アポカリプス あとがき

アフター・アポカリプス、楽しんでいただけたでしょうか。

本作は早苗月のクーピー創作として、第4作に当たります。あおぞらきのみ第一期の連載が完了した後、他の早苗月作品を皆さんにもっと知ってもらいたいという思いで始めたのが、本作となります。

舞台はいわゆる文明崩壊後の世界なのですが、ある程度人々の暮らしが豊かになり、復興の兆しを見せている時代という事になっています。そんな時代に生まれたテール達は、先祖の罪を償うために、自分達に出来る事をして生活します。

そんな毎日の中、テールは頭がサイコロ型のロボットを拾って修理して、テセラと名付けて一緒に過ごす事になりました。しかしそのテセラこそが、かつて世界を荒廃させた最凶兵器だったとは知らずに……!

あおぞらきのみと、氷竜の子グラスは、テレビ番組のイメージで作りましたが、本作は三部作の映画をイメージして作りました。始まり方がちょっと特殊だったとか、色々な作品の合間に楽しめるものを作りたくて用意した感じです。

本作の主人公のテールとテセラは、生まれた時代こそ違うけど、志を同じくする仲間として、お互いに足りない所を補いつつも信頼を深めていきます。そして、いつか見たいと願った未来へと、辿り着く事が出来ました。

昔、荒廃した世界を扱う創作者さんが仰っていました。『人間、どんな状態からでも幸せになれる』と。世の中がどれほど廃れても、自分自身が破滅寸前の状況に置かれても、程よく楽しむ気持ちがあれば、なんやかんやで生きていける。そんな事を伝えられる物語を作ってみたいという想いもありました。今の状況を変えるには、まずはテールとテセラ達みたいに、知らない所に挑んでみるのもいいかもしれません。

改めまして、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。これから先も、私令舞が持つ多種多様な世界観を皆さんにお届けしたいと思っています。これからも、早苗月作品をよろしくお願いします。

2024年6月9日

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