読者の皆様
明けましておめでとうございます。小向です。
「彼の鳥は生きている」の連載を始めて1ヶ月近くが経とうとしていますが、楽しんでいただけていますでしょうか。鵺やらターナー症候群やらヘロインやら、なんだか色んなキーワードが出てきています。これらがどの様に噛み合っていくのか。というか筆者である私は上手いことまとめることができるのか・・・乞うご期待です(苦笑)
ここでは、おそらく読者の皆様には聞き馴染みのないターナー症候群について、少し補足いたします。
ターナー症候群は染色体異常によって起こる先天性疾患で、症状は作中でサキが説明していた通りです。この疾患は1000人の女児のうち1人の確率で現れるとされています。すなわち0.1%、これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれです。私自身はまあまあ高いと感じます。
さて、先天性疾患と聞くとどこか重篤そうなイメージを持たれる方がいるかもしれません。しかしこのターナー症候群は個人差はあれ、小柄であり子どもが出来にくいという2つの特徴以外は、基本的に健常人とかわらないと言われております。実際、ターナー症候群を抱えながら、普通の人と同じ様に生活しておられる患者さんはたくさんいます。故にターナー症候群の患者を”ターナー女性”と呼称する事もあります。
小難しい話はこのくらいにしましょう。今年度も引き続き、暇を見つけながらストーリーを書いていきますので、応援よろしくお願いします。
それでは本年もよろしくお願い致します。
小向 拝
参考文献
・ターナー症候群をご理解いただくために(兵庫県立医科大学 遺伝子医療部 2018年)
・小児慢性特定疾病情報センター
https://www.shouman.jp/disease/details/05_41_088/