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ヒューマノイド世界の世界情勢について解説

どこかで見たことがあるような大陸や島々ですが、気のせいです。
この世界の領土問題はフィクションなので、悪しからず。

さて、文章だけでは限界がありますため、実際に白地図を塗りつぶすツールで地図を作ってみました。
冒頭時点ですでに戦争が進行しており、情勢も複雑ですので、こちらで解説いたします。

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丹陽王国連合(橙)は王国や公国などの自由連合で、多民族国家。
この連合の加盟国は、各国が兵力を出し合い、一つの連合軍を構成し、地域の安全保障の実現を目指していた。
対するオイゲン人民共和国連邦(赤)は、オイゲン皇国の皇族や貴族、聖職者を排除した共和革命の末に建国。一党支配している人民共和党のイデオロギーとして、君主制や宗教を完全に排除することを目指している。このイデオロギーは国是でもある。
君主国の連合である丹陽王国連合とオイゲン人民共和国連邦は対立することが多く、国境近くに防衛線を構築していた。近隣諸国からは導火線とまで言われていた防衛線だった。

そして、世界暦2023年6月、オ連軍が国境線を越える。
王国連合軍は加盟国同士の足並みが乱れるなど初期対応で後れを取り、戦線が崩壊。すぐにゲリラ戦に切り替えるが、王国連合内の革命派が各地で蜂起し、内戦にも対応することになる。

ネヴィシオン連合帝国(青)は、オ連による丹陽侵攻当日中に宣戦布告。丹陽の支援のため大規模な航空作戦を行う。
表向きは人道的な理由だが、連合帝国としては、共和革命の波が自国にまで押し寄せないために丹陽を緩衝地帯とする狙いもある。

瑞穂国(黄)は宗教国家であるため、オ連に敵視されていることは自覚しているものの、和を重んじる教理から戦争を罪と見ており、戦争には参加しない方針だ。
平和主義国として軍隊を持っていないため、警察隊に防衛力を与えることで国防力を補っている。
積極的に停戦交渉を呼びかけているが、宗教を排斥しているオ連からは相手にされていない。
食料や被服などを丹陽・ネヴィシオン軍に支援しているが、ネヴィシオン軍からは参戦するよう圧力がかけられている。


戦況は、内陸部は物量・兵力に勝るオ連が優勢だが、沿岸地域は海軍力に勝る連合帝国軍が優勢。
連合帝国軍は機動力を重視したドクトリンのため、長期戦には不向き。内陸部に補給線が伸ばせないために前進を躊躇している。
オ連軍は大規模な陸軍力により力押ししているが、丹陽軍のゲリラ戦に苦慮している。特に戦術的な面で、小回りの利かない部隊編成が問題になっている。


大戦略的にみると、連合帝国は東大洋および南大洋のシーレーンを完全に支配しているため、オ連側は海からの物資輸送が絶望的状況。
しかしオ連は土地が広大なため、陸路での物資輸送には問題がなく、地下資源もある。冬季を除けば自国内で軍需物資を賄える。

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