昨夜、『幽世のリリン』第95話
「悪魔のえじき」
を更新いたしました。
本章は、物語全体でも割と許される範囲のグロの“極限描写”となっております。
水城市を襲う不死の怪物『コシチェイ』。
その力は、もはや “戦闘” の枠を超え、
ただの虐殺、ただの絶望、ただの地獄へ。
誰も反撃すら許されず、
誰も“人の形”のままではいられず、
かつて笑い声で満ちていた多目的広場が、
ただ“赤い記憶”だけを残す場所へと変わっていきます。
神表洋平でさえ、明確に理解します。
──これは「戦い」ではない、と。
読者の皆さまにお伝えしておきたいのは、
本章は非常に残酷な描写を多く含みつつも、
この作品の核心である“悪魔の本質”
を描くための重要な回であるということです。
“悪魔は人の弱さにつけこむ”
“悪魔は後悔と怨念を喰らう”
“悪魔は笑いながら世界を書き換える”
その本質が、もっとも露骨に現れてしまう章。
読み進める皆さまの心にも、
何かざらりと残るかもしれません。
しかし、それこそが“悪魔譚”の核心だと、わたしは思います。
どうか、無理のない範囲で、お進みください。
作品はこちら:
https://kakuyomu.jp/works/822139838714206414/episodes/822139840477469259