第一章以降でも必要になる情報をまとめました。
コツコツ読み進めている方向けです。
一気読みの方は気にしなくても問題ないと思います。
【キャラ一覧】
●クライド・ウォーパレス
学生。主人公。『とある理由』から特待生として〈エクス=リリウム〉に入学。
●エリアス・ブレンスタイン
〈エクス=リリウム〉の学長。
●ジョナサン・ラングール
応冠の開発者。
【用語一覧】
●〈エクス=リリウム〉
ハイアーズ専門教育機関。優秀なハイアーズの学生たちが通っている。
●ハイアーズ
神経拡張技術〈応冠〉を導入した者の通称。
●応冠
物質としての実体を持たない仮想紋様。応冠導入者、ハイアーズの頭上に王冠のような形で顕現する。人によって色や形が異なる。思考速度の向上やクオリアーツの行使、感覚世界へのエントリーが可能となる。
●冠級(ランク)
応冠を構成している紋様。その層の数のこと。冠級とハイアーズの能力には相関関係があるといわれ、高い方が優れているとされるが例外もある。
●感覚世界〈シード〉
現実世界を知覚するハイアーズたちの五感情報、すなわちクオリアを集めて再構築された仮想世界。ハイアーズは応冠起動時、自動的に〈シード〉にエントリーしている。だから、彼らの見る世界は現実世界と〈シード〉の重ね合わせである。
●クオリアーツ
〈遊応体(ホロボディ)〉、〈万応語(ビヨンドワーズ)〉、〈魔応円(サークル)〉、〈代応者(エンジェント)〉がある。現実世界には一切干渉できず、感覚世界とそこにエントリーしているハイアーズにしか影響を与えない。
●〈遊応体(ホロボディ)〉
肉体から精神を解放し、感覚世界を自由に歩くことを可能にするクオリアーツ。
●感覚世界〈ルーツ〉
作中で最近(2045年1月)発見された、〈シード〉とは異なるもう一つの感覚世界。現実世界から観測はできない。侵入者の精神を蝕む危険な世界であり、既に被害者が何人も出ている。一方で、応冠の機能向上、すなわち冠級昇格(ランクアップ)ができる世界として、一部のハイアーズから注目されている。かつて応冠開発者であるジョナサン・ラングール氏が発見したが、その危険性から彼の手で秘匿されていたと考えられている。最近になって再発見された理由は不明。