• 異世界ファンタジー

挿絵194 黒い触腕 167話

 その時コスタンの視界の片隅に、『タロンの悪魔の木』の洞が割り裂かれ、漆黒の触腕が飛び出すのが見えた。
 触腕は黒々とした影を引きずりながら、異常な速度で周囲に伸び、うねうねと蠢く先端はまるで生き物のように動き回っている。
 空間そのものを引き裂くような音が響き渡り、漆黒の触腕はまるで森の闇そのものが具現化したかのようだ。

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https://kakuyomu.jp/works/16817330663601054832/episodes/16818093078322299766

しばらくは挿絵のないエピソードに挿絵を追加します。
希望のエピソードがあれば優先的に描くかもしれません。

2件のコメント

  • :(;゙゚'ω゚'): 大迫力!!
    黒い触腕の禍々しさが伝わってきます!
  • 上の方、力尽きてしまいましたが……。
    迫力と禍々しさが伝わったのであれば幸いです!
    コメントありがとうございます。
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