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挿絵090 金鎚蜱 119話

※今後挿絵が変わる可能性があります。

ハンマーマイト
かなづちダニ

丁字形の撞木のような奇妙な形の頭部と、中央からは鋭利で鋸状の吻が生えている。
 胴体は不自然に膨らんだ白色の疱で血管が浮き出たように透けて見える。

 臀部から空気を勢いよく吐き出して、さながらバリスタのように飛び掛かる。また、器用に三角飛びをこなして見せる。

 虫ならではの不規則な攻撃方法には注意されたし。


 「こいつ翅ないように見えるけど風の魔石落とすの? 風の魔石って確か羽のついた魔物が落とすんじゃ?」

 { わたしは見ることができないのでわかりませんが、空気を排出して飛ぶからでは? }

 「なる、ほど……飛んではいるか……」

 *    *    *    *

モザイクはまた別の虫。虫、虫、虫!

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https://kakuyomu.jp/works/16817330663601054832/episodes/16818093073309210745

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