やっと新作公開です。
童話を書くときは、極力フラットな文章を心がけているのですが、
ようやく、及第点程度に何とかカタチになりました。
淡々と仕上げましたが、
個人的な思い入れは、多分これが最強クラス。
何せ、ひらがなを覚えて初めて書いた作品が元ですからネ。
当時のタイトルは「ぐるぐるめがまわる」でした(笑)
この頃からタイトルセンス皆無だったナ……
一陣のイタズラつむじ風が、
人間の町も、動物の森もしっちゃかめっちゃかにしてしまい、
とっ捕まって怒られまくる(風にしたら理不尽極まりない)
という斜め上にかっ飛んだファンタジー絵本でした。
画用紙にセロテープをベタベタ貼って製本もどきを施した、
ボロボロの紙束です。
家仕舞いの際、実家の押し入れで虫に喰われて更にボロボロになってました。
(記念に写メろうかとも思いましたが、断念せざるを得ない汚さ……苦笑)
書いた本人もまさか現物が残っているとは思いませんでしたが、
修復不可と判断し、そのまま燃えるゴミとなりました。
もっとも、絵心も皆無だったので、棒人間しか描けませんでした。
見かねた母が勧める市営図書館主催の子ども絵画教室に数年通い、
その後も基本をみっちりやり込んだので、
絵に関しては、趣味の範囲でそこそこモノになりました(ありがたいことです)
だが、漫画は書けねぇ(キッパリ)
当時、日本はバブル末期の狂乱状態で、
世界では、いよいよ湾岸戦争が始まろうかとしていた頃ですよ。
子どもは子どもなりに、オトナの世界を冷静に見ていましたとも。
そして、子どもなりに世の中狂ってる、と漠然と思っていました。
それが鉛筆を握ると、こんな話になったってわけでございますよ。
本作は、もう少し万人向けに読みやすくなるよう
肉付けを施して文面を整えましたが、大筋は当時を踏襲しています。
可愛げのなさは、そのままです(笑)
つむじ風のギュン
https://kakuyomu.jp/works/16817330655859855553