第7話 アホ淫魔、メイドデビュー!#3
・修正前
全体的にきれいになっている。隅の埃、窓の汚れや壁のシミまで取り除かれている。もちろん本棚の本も――。
「やべっ!」
慌てて隠してあるブツの位置を確認するが、動かされた形跡はない。ふぅ、よかった。アレを見られた日にはどうすればいいか……。
一安心していると、開いたままの扉からルフィーナが現れた。
・修正後
全体的にきれいになっている。隅の埃、窓の汚れや壁のシミまで取り除かれている。
物自体が少ない故、掃除も楽な自室だがそれでも面倒な箇所はある。机やタンスの裏とかな。
しかし、そういった場所も含めて、俺の部屋は掃除されていた。
「これ、あいつがやったのか?」
それ以外に誰がいる? 自問自答する俺は、普段の彼女とのギャップに驚いていた。
そのまま自室の真ん中で立ち尽くしていると、開いたままの扉からルフィーナが現れた。
・修正前
「そのままの意味よ。もちろん、私をご所望ならお手伝いさせていただくわ」
「いらん」
本をルフィーナに投げつける。
・修正後
「そのままの意味よ。もちろん、私をご所望ならお手伝いさせていただくわ」
「いらねぇよ。てか何でこの本、湿気ってんだ?」
濡れているというほどではないが、ページが少し水分を吸っている。
「それはね、私が橋の下に住んでいた時に拾ってきた物だからよ」
「中学生かお前は!」
本をルフィーナに投げつける。そんなもん人に渡してんじゃねぇよ!
以上です。