皆さんこんにちは、パッセリです。
タイトルでもう皆さんお察しとは思われますが、この度、私の作品である『怨獄の薔薇姫』が書籍化することが決定致しました。
KADOKAWA様のドラゴンノベルスより11/5発売予定となります。ドラゴンノベルスは富士見ドラゴンブックスの血脈を継ぐレーベルでして、TRPGの実プレイはやりもしないくせルルブやリプレイ本を買いあさっていた私としては感慨深いものがあります。
タイトルは担当編集様との相談の結果、当初のサブタイを整理して『怨獄の薔薇姫 政治の都合で殺されましたが最強のアンデッドとして蘇りました』と相成りました。
また筆者名義はパッセリではなく『霧崎 雀』となっておりますのでよろしくお願いします。
イラストはcinkai先生に担当していただけることになりました。
びゅーちふるな絵をお描きになる方です。やべーです。
書籍1巻はweb版第一部の前半(……と言えば既読の方はどこで区切るか大体分かってしまうと思いますが)までとなります。
ドラゴンノベルスのページ制限ギリギリまで詰め込んであります。と言うかイエローゾーン突入してたんですが編集K氏が頑張ってくれました。ありがてえ……
第一稿は15万字だった元原稿をだいぶ削って書き直したはずなのに20万字になっていました。
特にK氏から改稿の指示は無かったんですが暴走気味に改稿した結果、(暴走しすぎて結局没になった分も含めて)多分改稿だけで15万字くらいは書いてると思います。
大判の書籍になりますが文庫本二冊文は軽く詰まってますのでお得ですよ絶対。
改稿が多かったので、Web版既読の方にこそお読みいただきたい内容となっております。
気分的にはリメイクです。
「なるほど、こうブラッシュアップしたのか」みたいな変化を感じていただけるよう頑張りました。
とりあえず、試し読みが出て来たら読んでみてください。web版既読の方は「おおっ」てなるかも知れません。
★主なweb版からの変更点★
●よりエキサイティングなストーリー展開
登場人物と入り口と出口は同じです。
●TS描写の調整
web版は最初の方男口調でしたけど修正。
人格的に少女ベースなのは変わらないんですけどね、書籍化に当たってそこを明確化した上でちゃんと転生の意味とかを描写したりしてます。
●戦闘シーン強化
一方的虐殺から良い勝負まで。新規シーンがいろいろ増えてる他に、既存シーンもブラッシュアップされてます。
一巻ラストのバトルとか私的に激アツです。あとweb版で秒殺されたあの人たちが多少は活躍するかも!
非正規戦闘員のお二人も正社員に登用されてますね。
●あの人が大物感かもしてます
web版だとポッと出もいいとこだったんですけどね。
●魔法に詠唱が付きました
14歳病が治らないまま倍の年齢になってしまいました。(正確には倍以上……)
●一部の名有りモブキャラの名前を変更
カーヤさんと名前紛らわしかった処刑人のカーレさんとか。ディアスさんもディアナと『ディ』が被るので……
全くの余談ですが、ローレンスの名前も変えるべきかちょっと悩みました。姓名ひっくり返したら銀○伝のあの人に似てるじゃん! と言うことに気が付いてしまって。
ただ重要キャラなんで変更はやめときました。
お名前生成機的なので決めた名前だったんで偶然なんですが……ちゃんと銀○伝履修しとけば良かったなあ。
●日常(?)シーン増量
市内のラーメン店で確保された作者は「いやだってほら、失うためにはまず手に入れなきゃならないじゃないですか!」などと供述しており囲んで棒で叩かれた。
●設定微調整
●web版でわかりにくいと思った部分などを整理
●web版未出だが存在はしていた設定もいろいろ説明
一部補足しますと、ビジュアル面を考えた変更も入れました。
なにしろ姿がコロコロ変わるキャラなのでルネ本来の姿を出す機会を増やしたり、あと髪の毛掴んで自分の頭持つのはなるべく控えました。淑女としての慎みを……!
●一部シーンのカット
ムゴイ! 作者は実際横暴であった、だが考えて頂きたい。尺の都合上致し方無い!
消えたと見せかけて2巻の頭に入るシーンとかもあるかも。
公爵の用心棒さんは成仏してください。
ざっとこんな感じです。
さて、2巻はどんな風にリメイクするべきか? 書いてる自分が一番ワクワクしながら既に構想中であります。
あとこちら、私のツイッターです。
@kirisakisuzume
https://twitter.com/kirisakisuzume作品にするまでもない下んない思いつきをうわごとのように呟いたり、たまにセルフライナーノーツ的に作品の話したり、裏話的ななんかを流したりすると思いますので興味がある方はフォローよろです。
余談ですが、私過去にも『霧崎 雀』名義でラノベ出したことはあったんです。まあweb発じゃなくて賞出身だったんですが。
パッセリ(Passeri)ってスズメ亜目のことなんです。パセリじゃないですよー!
2冊だけ本を出してから苦節……5年くらい? 企画書だけが編集さんとの間を往復したりシナリオライターやったり山(実家とも言う)に篭もったり、本当に長かった……
と言うわけで今後ともよろしくお付き合いの程を。
それと多分一ヶ月後くらいに表紙公開とか、書籍化の続報があると思いますのでそちらもよろしくお願いします。