基本的にあとがきというのは、著者本人ではなく第三者が書くものとは思うのですが。
反省と今後の課題を整理するためにも記そうと思ってここに書くことにしました。
書きたいものを書くのが一番ノれるし、捗る。
小説って自分の中からアウトプットして作られているわけだから、そりゃ当たり前のことで。
でもそうやって書き上げた文章は、独りよがりで分かりづらい内容になってしまうのかな、と反省。
今回、聖書を引用してみたり、カルト宗教や精神疾患的な話も含めて、分かる人には分かるけど、興味のない人には全くもってぴんとこない……そんな感じになってしまっていないか。
自分は自分、人は人なのでどうも客観的になれないのは痛いところです。
伝えたいことをわかりやすくするために説明的になってはいけないし、かといって言わんでも察してくれっていうのは読む人にとってはつまらないもの以外の何物にもならない。
たくさんの人に読んでもらいたい、そして自分自身評価を真摯に受け止めて今後に生かしていきたい。
そんな思いではいるのですが、そもそもそんな簡単に感想がもらえるなんてことはなくて。
(みんな忙しいのです)
さて。。
林檎。←では、実在した海外のカルト教団で起きた事件をベースに話を構成しました。今は名前も変えて、児童虐待もなくなったと言われていますが、形を変えて未だ存在する宗教団体のお話です。
(小説はあくまでフィクションです。実在の人物や団体などとは一切関係ありません、が)
全体を通して意識していたことは、日常に潜む「洗脳」です。
まあ、基本的に宗教を否定しているわけではないのですが、宗教に限らず私たちが生きている普段の生活の中にも大なり小なり洗脳されていることってあると思うんですよね。。
それは、自分で作った固定観念かもしれないし、誰かに刷り込まれた世間体とかかもしれないし。
自分が自分で考えて編み出した答えだと思っていても、実はそれがそういう訳でもないのかもしれない……なんて。
(ややこしいな)
特に思春期なんてそんなものだと思うんです。
すぐに周りの目を気にして空気読んだり(よく言えば協調性のたまもの)、好きな人の影響を受けていつしか趣味や嗜好も変わってしまったり。
それもある種の洗脳と言えるのかも、って考えると、ほんと人間って弱い生き物なんだなぁって思いました。
自分で考えて、自分で決める。逆にこれはすごく難しくて、孤独なこととも言いかえられますね。
(だから感想ってすごい貴重です)
人生で初めて書き上げた小説だから、思い入れは強いです。
だけどだからこそもっと客観的にならないとけないのかな、と自分で課題として念頭に置き。
現在次回作を執筆中です。
わかりやすい文章、小気味良いテンポ。
これ、携帯端末で読む場合には必須ですよね……。
(慣れてないので非常に工夫が難しい)
内輪での感想としては、
・内容が難しかった
・主人公が急に壊れた!?と感じて、話から置いていかれてしまった
・表現が曖昧で(誠司の生死について)、その後どうなったかまではっきり提示して欲しかった
・主人公が幸せになってから完結してほしかった
というものがありました。
深みを持たせようとするあまり言葉を濁しすぎたのか、それが読み手にはまさに???←な展開となってしまったということなのでしょう……。
(その後、一応は何箇所か加筆修正を加えてからUPはしています)
感想の四点目にいたっては、読者の感じたまま受けてもらっていれば良いな、という思いではあるのですが、確かにアンハッピー感はあるので、やりようによっては続編なんてのもありなのかな、って思います。
(しかし今はまだ考えておりません)
ネタバレはここではしたくないので、これ以上本編の内容についての堀下げは控えようと思います。
ということで、今回のところはこれにてあとがきは終わります。
是非、貴重なレビューお待ちしています。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
(おわり)