たったいま、下記のような展開を思いつきました。とうに作品発表期間を過ぎていますのでここで筋書き風に披露するに留めます。なお、仮に当該期間内でも結局は披露しなかったであろうことをつけくわえます。
では↓。
背景
主人公は、蒲池家全員と江原、正、井部をまとめて海に面した断崖絶壁に連れていく。なお車は江原がレンタカーでマイクロバスを借りて解決。運転も江原だがその辺りはただの説明だけですませる。
断崖絶壁の端で、主人公はガスコンロをセットし蒲池家から持ってきた食材で鴨肉の鍋料理を作る。ガスコンロも含め野外用の椅子や食器は蒲池家から持ち出し。
料理が仕上がったところで、主人公は料理を一同によそいながらおもむろに蒲池 宏総務部長を糾弾する。
主人公 「蒲池さん、そろそろ年貢の納め時ですよね。あなたの不倫が私達全員にどんな悪影響を及ぼしたか、この場で認めて謝罪してください」
主人公、中身の入った紙深皿を宏に渡す。
宏 「知らん! 言いがかりはやめろ!」
主人公 「お料理が冷めますよ」
宏 「いらん! わざわざこんなところまで連れてきて、なんの真似だ!」
遠くからパトカーのサイレン。ぎょっとする宏。
江原 「ようやく桜田門のおでましか」
正 「(ぼそっと)例えが古いな」
江原、苦笑。
数台のパトカーが、主人公達のマイクロバスの前後を挟むようにして止まる。十数名の警官が降りて一同のそばまで走ってくる。一人だけ背広ネクタイの刑事。
刑事 「県庁の蒲池 宏総務部長ですね? 反社会勢力と癒着した汚職容疑で逮捕状が出ています」
刑事、ポケットから封筒をだし、中身の書類をつきつける。
ガスコンロの上で鍋が煮詰まる。
宏 「知らん! 私は無罪だ! 冤罪だ!」
慌てて立ち上がる宏、立ちくらみを起こす。そこへ突風が吹き、宏はバランスを崩して崖から転落する。
宏 「わあああぁぁぁ!」
真奈江 「おじいちゃーん!」
始 「親父ーっ!」
井部 「最後まで最低な奴」
主人公 「結局……最初からあの人の人生は煮詰まっていたのよ」
鍋がぐつぐつと音をたてている。
カメラが引き、断崖絶壁を点景にして『完』。
以上です。
どのみち使わない理由は、ナントカサスペンス劇場の二番煎じだからです。
つまり冗談です。
長々とおつきあいくださりありがとうございました。
まっとうな本作のリンク先はこちら↓
https://kakuyomu.jp/works/16817330663455019897