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『神捨て場』を盛り上げるために その四

 ゴールデンウィークも終わり、今年も約四割が過ぎ去ろうとしています。残る六割を耐え抜く力を、本作↓で養いましょう。

https://kakuyomu.jp/works/16817330655928363507

 今回の話題は主人公・渕山についてです。

 これまで私の作品で、ゼニカネにうるさい人間や臆病者や学生起業家やボディビルのトレーナーが主人公になったことはまずありません。特に後二者は脇役でさえ登場したことがありません。その意味で新しい挑戦です。

 元々私は、いわゆる指輪物語風のファンタジーばかり書いてきた人間でした。それで、敵も味方も英雄然とした性格を追求していました。

 しかし、本作の渕山は金と筋肉の信奉者な反面カラスの死骸さえ怖がる男です。ただ、それだけでは面白くないし読者に嫌われるので人として最低限の良識は持たせました。

 そんな彼が、丸腰で凶悪犯との一騎討ちを次々と勝ち抜いていかねばならないのは気の毒というほかありません。

 そして、私が本作で狙っている楽しさの一つは、主人公がデスゲームの挑戦者として参加するのではなく挑戦者の障壁として参加させられるという逆転の発想であります。いうまでもなく、そんな渕山を支えるモチベーションは金です。

 そろそろ本作も大詰めにさしかかりつつあります。引き続き、彼の苦闘をお楽しみ下さいませ。

 

 

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