これは『転生AIは愛の夢を見る~人形に異世界転生!?愛ってなんですか!?~』
https://kakuyomu.jp/works/16818093082434745297を、読まないとまったく分からないと思いますので、近状ノートで解説したいと思います。
本編に出てくればOKなのですが……。7話に『巨人』の話がはいるはずなので、6話は本当に申し訳ありません。
では、簡単な解説を。
本編で言うとおり『巨人』は人体錬成の中で災厄であり禁忌です。
木々より高い、核を頭にしたゼリー状の生き物です。
核より光線が出て全てを焼き滅ぼす。簡単に言えばナウシカの巨人です。
それが前作では三体出てきます。
二体は大きな犠牲を払いできたもの、もう一体は透明な『完全体』なる巨人。
たった二人の屍で透明な巨人が出来上がった。大勢の人間なんていらなかったんです。
ただ「想い」がそこにあっただけでした。
クロゼル王の「愛してる」はここに使われたのです。
このシーンのクロゼル王はリーベルのことなど忘れています。ただ二人でいたい、そんな「切なる願い」だけ完成させたのです。
あんなに人を犠牲にしておいて辿り着いた先は、たった一つの思いだけでした。